2007 Fiscal Year Annual Research Report
技術・工業教育の教員養成プログラムの評価システムと学生の能力実能に関する国際比較
Project/Area Number |
18203037
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
田中 喜美 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 教授 (00115247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上里 正男 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (80193788)
角 和博 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (80145177)
横山 悦生 名古屋大学大学院, 教育発達科学研究科, 准教授 (40210629)
横尾 恒隆 岩手大学, 教育学部, 准教授 (30220544)
佐々木 英一 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (30125471)
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Keywords | 教育学 / 教員養成 / 技術教育 / 工業教育 / 教育評価 |
Research Abstract |
(1) 2年目にあたる今年度は、昨年度の研究成果((1)各国を調査する具体的な方法と段取りを協議し、本プロジェクト4年間の計画の確定、(2)アメリカ合衆国とフランスの現地調査および各国の海外共同研究者との打ち合わせの実施)を踏まえて、中国とドイツの現地調査を実施するとともに、全員参加の合宿研究会を2回開催し、分担者の研究発表と調査結果のまとめを行った。 (2) 中国に関しては、技術・工業教育に関する国家の教育政策推進のモデル地区とされる青島市に入り、市教育局、市教育研究所、青島大学師範学院、普通高校、職業高校、工業系実習施設等を訪問し、関係者に面接調査を行った。この研究結果の一部は、論文として発表した。 (3) ドイツに関しては、技術関係教科の教員養成を行っている(1)オルデンブルグ大学技術教育学科ゲルト・ライヒ教授およびラインハルト・マイナース教授等、(2)ブレーメン大学技術と教育研究所ゲオルグ・シュペトル教授およびミヒャエル・ゲスラー教授等、(3)ミュンスター大学技術教育学科クリスチャン・ハイン教授等を訪問し、協議した。ボローニャ・プロゼスのドイツにおける実施状況の実態と問題点について、多くの示唆を得ることができた。また、オルデンブルグ建築・建設訓練センターと中等学校2校を訪問し、従来あまり紹介されたことのないドイツ教員養成の「第2ステージ」の運用実態を調べることができた。 (4) 合宿研究会では、(1)アメリカ合衆国とフランスの調査結果をまとめ、今後の補充調査の必要性の有無の確定を行い、(2)中国とドイツの現地調査についての共通認識の形成を行った。
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