2006 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀型アカデミック・プロフェッション構築の国際比較研究
Project/Area Number |
18203038
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
有本 章 広島大学, 高等教育研究開発センター, 特任教授 (00030437)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江原 武一 立命館大学, 教学部大学教育開発・支援センター, 教授 (00012568)
山野井 敦徳 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (80019067)
山本 眞一 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (10220469)
北垣 郁雄 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (20016679)
山崎 博敏 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10127730)
|
Keywords | アカデミック・プロフェッション / 知の再構築 / 国際比較研究 / 世界と日本のシステム / 21世紀型専門職像構築 |
Research Abstract |
本年度は4年間の研究計画の中の1年目にあたるため、全体に基礎工事的な研究に着手した。換言すれば、本研究テーマに関連したアカデミック・プロフェッションに関する個人研究は各自で積極的に進めると同時に、共同研究としては研究の種を蒔く活動を進めた。共同研究の実績としては以下の3点に分類できる。 第1は、アカデミック・プロフェッションに関する各種先行研究を理論的に研究するため、主題と関連した国内外の文献・資料を収集し、理論研究班を中心に研究を推進するとともに、これと並行して全国の研究分担者全員(出席できない場合は、レポート提出)が参集して理論研究会を春と冬2回開催した。 第2は、大学設置基準の大綱化、自己点検・自己評価活動、カリキュラム改革、国立大学の法人化、機関別認証評価など、1990年代から今日まで高等教育を取り巻く環境が大きく変化した。このような変化が大学教員の意識や行動にどのような影響を与えてきたのかを明らかにするため、1992年に実施したカーネギー教育振興財団主催「大学教授職に関する国際調査(日本版)」の再調査を、4600名の大学教員を対象に実施した。現在は、来年度春の学会発表に向けてデータ収集・入力中である。 第3に、第2年度(平成19年度)に実施予定の世界14カ国を対象としての国際比較調査のための質問項目をドイツやカナダで会議を開催して検討し、現在、質問紙を作成・調整中である。これと並行して、日本版の調査票を作成中である。来年度中には、実施予定である。 第4に、世界各国のアカデミック・プロフェションに関する訪問調査を行うために予備的な情報収集の調査を実施した。
|
Research Products
(6 results)