2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300094
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
狩野 裕 Osaka University, 基礎工学研究科, 教授 (20201436)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 貫太 島根大学, 総合理工学部, 准教授 (80304252)
足立 浩平 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60299055)
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Keywords | 無視不可能な欠測・欠損 / 潜在変数モデル / 多母集団同時分析 / Humphreysのパラドックスと傾向説 / 条件付も確率の理解と認識 / 仮説と観察の歴史的経緯 |
Research Abstract |
1. 平成21年4月に京都において開催された応用哲学会年次研究大会において,「統計学の哲学の逆襲」というタイトルのワークショップを開催し,因果推論における哲学と統計学について議論した[主担当:出口康夫准教授(連携研究者)] 2. 平成21年7月に英国で開催された計量心理学会国際大会(IMPS2009)において,潜在変数モデルによる不完全データの解析と統計的因果推論についての研究成果を口頭発表した. 3. 平成21年12月に高根芳雄教授(McGill University)をキーノートスピーカーとしてお招きし国際シンポジウム「多変量データ解析法への計算機統計学・行動計量学的アプローチの新展開」を開催した.合計7件の研究報告があり,活発な意見交換がなされた.[主担当:足立浩平教授(研究分担者)] 4. 平成21年10月に島根大学においてノンパラメトリック法と機械学習による因果推論に関するシンポジウム「統計科学の方法論と応用の新展開」を開催した[主担当:内藤貫太准教授(研究分担者)]. 5. 平成22年2月に京都大学においてGraham Priest教授(University of Melbourne)をお招きして「統計学の哲学と推論2」なる国際研究会を開催した.40名を超える参加者を得た[主担当:出口康夫准教授(連携研究者)].なお,同教授の講演題目は「非古典論理と様相的因果推論」であった. 6. 定例研究集会(データ科学特別セミナー)を合計8回開催した.以下の方々にご講演いただき,広い意味で統計科学による因果関係への接近法について議論した.[主担当:狩野裕(研究代表者)] 青山和裕(愛知教育大学),西山慶彦(京都大学),松井知子(統計数理研究所),坂本亘(大阪大学),林賢一(大阪大学),内藤貫太(島根大学),松井茂之(統計数理研究所),川喜田雅則(九州大学),栗木哲(統計数理研究所),柳原宏和(広島大学),藤越康祝(中央大学),Vladimir Ulyanov (Moscow State University), Sik-Yum Lee (The Chinese University of Hong Kong),Soonmook Lee (Sungkyunkwan University)[敬称略] 7. 多くの学会大会やシンポジウム・研究集会において研究成果を公表した.
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Research Products
(6 results)