2009 Fiscal Year Annual Research Report
体育学習を通した生きる力の育成-学習意欲、ストレス適応、ライフスキルの視点から-
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18300203
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
西田 保 Nagoya University, 総合保健体育科学センター, 教授 (60126886)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 豊彦 島根大学, 教育学部, 教授 (20144686)
磯貝 浩久 九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 准教授 (70223055)
佐々木 万丈 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40280333)
渋倉 崇行 新潟県立大学, 人間生活学部, 講師 (30288253)
杉山 佳生 九州大学, 健康科学センター, 准教授 (50284922)
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| Keywords | 体育学習 / 生きる力 / 学習意欲 / ストレス / ライフスキル |
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| Research Abstract |
平成21年度が本研究の最終年度である。各グループの研究概要は、以下の通りである。全体としては、過去3年間で蓄積された知見、今後の研究課題や展望などについて総括した。また、これまでの研究実績を踏まえて、生きる力を育成するための有効な方法を提言した。
<学習意欲グループ>
体育における学習意欲と動機づけ雰囲気との関係を検討した。その結果、熟達雰囲気は学習意欲に強く影響するが成績雰囲気はあまり影響しないことが示された。これらを国際スポーツ心理学会で報告した。また、「動機づけ雰囲気→学習動機→学習方略」というモデルを仮定し、それらの因果関係を構造方程式モデリングによって検討した結果、モデルの妥当性が示された。この結果は日本スポーツ心理学会で報告した。
<ストレス適応グループ>
体育授業ストレス適応モデルを基盤とした介入プログラムを実践し、ライフスキルへの般化可能性と指導方略を検討した。分析の結果、体育授業適応感や生きる力に対する自己評価などが向上し、介入プログラムの有効性が概ね確認された。この結果を日本スポーツ心理学会で発表した。また、高校生の体育授業ストレス適応過程を検討した研究を原著論文として公表した。
<ライフスキルグループ>
体育授業における心理社会的スキルおよびライフスキルの測定尺度に関する原著論文を公表した。また、小中学校の体育授業を通した実践介入研究のうち、ライフスキルを高めることを目的とした研究成果を、国際スポーツ心理学会で発表した。さらには、心理社会的スキルの獲得とそのライフスキルへの般化を目的とした研究成果を、応用スポーツ心理学会および日本スポーツ心理学会で報告した。
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