2006 Fiscal Year Annual Research Report
学習・対話履歴の統計データに基づく理解モデルによるeラーニング協調学習支援の研究
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18300282
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| Research Institution | The University of Electro-Communications |
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Principal Investigator |
渡辺 成良 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90008532)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 雅久 電気通信大学, 国際交流推進センター, 助教授 (10313404)
織田 健 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (30260540)
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| Keywords | 非同期的学習 / Web-Based学習履歴 / 学習履歴統計処理 / 理解モデル / 対話モデル / 学習履歴分析システム / 協調学習 / e-Learning |
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| Research Abstract |
非同期的な学習となるインターネット環境での学習は孤独になりがちで、学習の速度と理解の程度を他者と比較ができないために学習進度がまちまちとなり、学習意欲の低下が生じやすい。本研究はこのような欠点の改善策として、双方向学習を前提とした支援機能を確立し、システムの基本機能を明らかにする。
本研究はWeb-Based学習履歴から、検索ページの参照時間と参照手順を統計処理し、理解モデルを抽出する。学生や教師、TAとの質問応答の記録、学生同士の教え合いなどの対話事例を記録し、類似対話例の分類と理解への貢献度などをもとに、対話モデルを作成する。このため、理解モデルと対話モデルによる協調学習支援法を設計する、個別学習支援法のデータ解析から理解モデルを再構築し、協調学習モードを選択するタイミングと参加者を決定する、協調学習における参加者の役割を理解モデルと対話モデルから選択する方法を設計することにした。
そこで18年度は、学習履歴を統計処理して理解モデルを構築し、協調学習環境での対話モデルを完成させるために、以下を実施した。
1.プログラミング演習2科目の履修生300名の参照履歴を分析し、典型的な理解モデルを抽出した。
2.講義ノートや対話記録を収集した。
3.Web教材、理解モデルと対話モデルを蓄積し、参照履歴を解析するWeb教材サーバを購入した。
4.本研究用Web教材をデザインし、理解モデル自動生成を可能にする学習履歴分析システムを設計した。
5.Webテキスト教材の作成し、新入生や帰国した留学生を対象に学習履歴データを収集し分析した。
6.対面支援のデータプロトコルを記録した。これらの結果から次年度に対話モデルを作成する。
7.対話モデルの利用環境と協調学習環境を設計した。
8.関連分野の研究調査を行い、研究成果を発表するため、ダラス、北京、富山、名古屋に出張した。
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