2007 Fiscal Year Annual Research Report
初等教育におけるメディア・リテラシー教育用リソース及びリソースガイドの開発
Project/Area Number |
18300297
|
Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
三宅 正太郎 Fukuyama University, 人間文化学部, 教授 (50107017)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小笠原 喜康 日本大学, 文理学部, 教授 (20194417)
鈴木 克明 熊本大学, 大学院・社会文化研究科, 教授 (90206467)
村野井 均 茨城大学, 教育学部, 教授 (10182130)
岡部 昌樹 金沢星稜大学, 人間科学部, 教授 (10319030)
久保田 賢一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)
|
Keywords | メディア・リテラシー / リソース・ガイドブック開発 / 教授学習過程支援 / 学習リソース / 発達段階に即したリソース開発 / 形成的研究 / 教育メディア |
Research Abstract |
本研究の目的は,発達段階を考慮したメディア・リテラシー教育を行うための教師用リソースガイドと,それと連動した学習者用の学習リソースを開発することである.このリソースガイドは,教師自身がメディア・リテラシーに関する知識とその指導方法や学習リソースの活用方法を獲得できるなうにするためテキスト(書籍など),動画(DVDなど),Webから選択し,適宜組み合わせる.作成したリソースガイドと学習リソースは,学習効果の評価研究と教材の形成的な評価を行い,実践的,実用的なものにするため,次に掲げる4つの課題に取り組んできた. 1.メディア・リテラシー研究の理論に依拠した教育内容の整理 2.発達段階に着目した学習内容と教育方法の系統的整理 3.インストラクショナル・デザインの知見に基づくリソース作成と形成的評価 4.得られた知見について諸外国と研究交流 2年目には1年目の成果に基づいて,3の視点を中心にリソースおよびリソースガイドの開発をアクションズリサーチの形態で行い,教育実践の場との関連を持つメンバーが各地でプロジェクトを結成し,現場に密着した実践的研究を行った.総務省等が開発支援を行っているメディア・リテラシー教材の活用法の開発や、関西大学プロジェクト制作のスライドショー制作実践支援用リソースガイドの開発、メディア・リテラシートレーニングパッケージの開発及び、実践を通した形成的評価などを行った。 結果、現場の教員が使い勝手のよいリソースガイドを作成することができた.さらに、それらをウェブサイトにて公開し、現場の先生方が活用できるようにしている。
|