2007 Fiscal Year Annual Research Report
学習者プロファイリングに基づく日本人英語学習者音声コーパスの構築と分析
Project/Area Number |
18320093
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
原田 康也 Waseda University, 法学学術院, 教授 (80189711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
井佐原 均 (独)情報通信研究機構, 情報通信部門, 自然言語グループリーダー (20358881)
楠元 範明 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (60277861)
北原 真冬 早稲田大学, 法学学術院, 准教授 (00343301)
ストックウエル グレン 早稲田大学, 法学学術院, 准教授 (90367988)
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Keywords | 学習者プロファイリング / 学習者発話コーパス / デジタル録音 / デジタルビデオカメラ / 書き起こしアノテーション / エラータグ / webインタフェース / CMS |
Research Abstract |
本研究計画においては、大学生英語学習者が比較的自発的な発話や文章作成においてどのような語彙・表現を用いるか、学習履歴・学習到達度との関連での分析を可能とする基礎的な資料作成に取り組んでいる。今年度も昨年度に引き続き、重点をデータ収集において研究を進めた。対象とする大学生について、これまでの英語学習経歴についてアンケート調査を実施し、学期の初めと終わりに音声認識を活用した英語自動リスニング・スピーキング試験(Versant for English)の受験を促したほか、TOElC公開テスト・IPテストの受験を促した。授業中の学習活動の音声をデジタル無圧縮録音するとともに活動状況をビデオに収録し、英語で作成したプレゼンテーション資料や文書を電子ラァイルとして収集し、対応関係を記録した。テストスコア、アンケート回答、テキストデータ、音声データなどについて、個人を明示的に特定せず、あるいは統計的な処理を経た上での利用について学生の理解を求めつつ、協力の意向のある学生に同意書への記入を求めた。アンケート回答・試験用紙・応答練習記録紙・同意書など紙媒体で集めた資料はスキャナでデジタル化して蓄積するとともに、アンケート回答についてデータ化した。今年度は、収録した音声データのー部について試行的な書き起こしを行い、実行可能性・作業環境・作業手順を検討し、webインタフェースによる分散作業構築のめどをつけて所要時間のおおまかな見積もりを行ったほか、発音に関する簡単なエラー・タグを試行的に付与した。国内・海外の関連分野の学会・研究会に参加してデータの分析手法や分析ツールについての知見を幅広く得るように努めたほか、研究の進行状況について報告した。このほか、国内・海外の関連分野の研究者と個別に意見交換を行って、発話データの分析手法と活用方法について検討した。
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Research Products
(14 results)