2009 Fiscal Year Annual Research Report
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18320103
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
本郷 和人 The University of Tokyo, 史料編纂所, 准教授 (80209311)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 恵子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00195637)
高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
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| Keywords | 史料学 / 日本中世史 / 歴史考古学 / 地理情報システム / 民俗史料 / 文献史料 / 吾妻鏡 / 中世都市 |
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| Research Abstract |
平成21年度は、本研究全体のまとめを行いその成果を問う段階と位置づけて研究を進め、下記の成果を得た。
第一に2007年11月より刊行しつつある『現代語訳吾妻鏡』(吉川弘文館)については、第六巻より第八巻を刊行した。本書は『吾妻鏡』の原文に極めて忠実な現代語訳々提供しているだけでなく、文献史学・考古学・民俗学の最新の研究成果を反映させたもので、広く一般の方々も容易に「歴史情報」にアクセスし得るという点で画期的なものであり、本研究の目的を十分に達成したものと考える。
次に考古資料研究班を中心にこれまで作成してきた「鎌倉ヴァーチャルマップ」については、2008年11月に行った研究集会の成果を反映してGoogleマップ上に公開することが出来た。この成果は鎌倉市の行政当局にも新たな動きをもたらし、これまで神奈川県・鎌倉市と民間の団体によって独自に行われてきた発掘の成果を総体的に捉えて研究する拠点を設ける動きが始動した。
上記の研究活動に加え、2009年9月に中世都市研究会を開催し、中世都市史研究の新たな方法論を文献・考古・地理学の研究者が活発に議論する場を提供した。この成果は、2010年度に山川出版社より刊行する予定である。
これらの研究成果を踏まえて、研究代表者は『天皇の思想-闘う貴族北畠親房の思惑』(山川出版社2010年)を執筆し、2010年に刊行した。
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Research Products
(6 results)
