2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Synthetic Research on the International Character of the Naniwa Palace and the Ancient Naniwa in East Asia
Project/Area Number |
18320131
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Archaeology
|
Research Institution | Osaka City Cultural Properties Association |
Principal Investigator |
SEKIYAMA Hiroshi Osaka City Cultural Properties Association, 大阪歴史博物館, 学芸員 (80344365)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2009
|
Keywords | 考古学 / 古代史 / 東アジア / 都城 / 国際性 / 難波宮 |
Research Abstract |
本研究では、考古学、文献史や建築史などを含めた学際的チームにより、難波宮をはじめとして、古墳時代以後の古代難波の国際的な性格を徹底的に探る。その柱は以下の2点である。 (1) 前期難波宮の殿舎にみる、左右対称の殿舎配置は日本古代都城の原点をなす。その源流を中国や朝鮮半島の都城を含めて研究する。 (2) 大化改新による難波遷都の背景には、倭王権による古墳時代以来の難波の開発があった。巨大な「法円坂倉庫群」の出現以後、難波では朝鮮半島系の各種文物が発見されている。それらの個別研究を通じて東アジア史の中に古代難波を位置づけ、その国際性を明らかにしたい。
|