2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18330042
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
菊地 進 立教大学, 経済学部, 教授 (70175157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣江 彰 立教大学, 経済学部, 教授 (80181197)
岩崎 俊夫 立教大学, 経済学部, 教授 (50125283)
坂田 幸繁 中央大学, 経済学部, 教授 (00153891)
佐藤 智秋 愛媛大学, 法文学部, 助教授 (10294779)
阿部 克己 東邦学園大学, 経営学部, 助教授 (70340396)
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Keywords | 地域経済活性化 / 地域経済計画 / 統計情報の活用 / 統計調査の実査 / 地域統計活動 / 統計行政 / 地域景況調査 / 中小企業調査 |
Research Abstract |
地域経済活性化と統計の役割というテーマで研究するため、地方自治体での活性化計画・地域経済計画の策定とそこでの統計の使われ方についてヒアリングをすることから始めた。2006年度に訪ねることのできた自治体は、都道府県では、北海等、秋田県、宮城県、埼玉県、鳥取県、島根県、沖縄県、市では、札幌市、帯広市、秋田市、仙台市、三鷹市、さいたま市、松山市であった。このほか、道州制との関わりを意識し、経済産業局など国の地方機関での統計利用についてもヒアリングを試みた。また、地域での統計情報という観点から、産業振興公社、地方銀行なども訪問した。 地方自治体へのヒアリングでは、まず知事政策室、企画政策部といった地域計画策定・取りまとめセクションを訪ね、活性化計画・地域計画の内容、策定方法について話を聞いた。その結果、計画のタイプ(総合計画型、プロジェクト型)、首長のマニュフェストとの関係(中長期性の問題)、取りまとめ・審議の体制など、地域での統計利用を考える上で大変興味深い材料・資料をうることができた。 次に、統計課を訪ね、仕事の現状、統計課の位置、地域計画づくりの中での統計課の役割、他セクションへの統計情報提供状況などについて話を聞いた。人員減などの困難を抱えながらも、統計セクションには大きな役割の変化が求められており、それに応えられるかどうかで自治体の活性度が大きく異なってくるであろうことがかなりはっきりと捉えられるところとなった。 2007年度以降引き続き各地を回り、一層の裏づけを持って、統計セクションと統計の役割について捉えていくこととしたい。
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Research Products
(4 results)