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2006 Fiscal Year Annual Research Report

フランス流通構造の変革と中小小売業の将来

Research Project

Project/Area Number 18330094
Research InstitutionOsaka Gakuin University

Principal Investigator

田中 道雄  大阪学院大学, 流通科学部, 教授 (10248263)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 白石 善章  熊本学園大学, 商学部, 教授 (50122700)
栗田 真樹  流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (10258262)
アズラ ジャン・リュック  西南学院大学, 文学部, 助教授 (10372252)
Keywordsフランス流通 / DECASPL / ラファラン法 / ロワイエ法 / 商工会議所 / FNSCMF / フランス流通セッション / マルシェ
Research Abstract

本年は初年度として、本研究の全体枠組みについて、研究グループが問題意識を共有し、かつ最近におけるフランス流通の変化を実感することを主要な目的とした。
そのため、本年においては、まず8月にフランス現地調査における調査項目を整理するため、研究代表者、研究分担者ならびに研究協力者による研究グループの顔合わせを行うとともに、研究代表者が本研究の目的であるフランス流通構造の変革とそのなかにおける中小小売業とりわけマルシェのあり方についての研究であることを明確にして、今後の研究の齟齬のないよう計った。
本年の現地調査は9月に実施し、パリ、アミアン、リヨン等の行政とくにECASPL、商工会議所、各研究所およびFNSCMFなどの業界団体を訪問し、多数の資料の獲得と同時にヒアリングを実施した。また、各地でマルシェを訪問し、関連資料の収集に努めた。
同時に、中小小売業の存立と関わるラファラン法のあり方について、訪問地ではもれなくヒアリングを実施した。このヒアリングで明確になったことは、これまで我が国で考えられてきたのとは異なり、ラファラン法の存在が、中小小売業サイドでは、全く評価されていないということであった。基本的には、ラファラン法は、それ以前のロワイエ法同様、大型店の活動を制約することがなく、大きな失望を呼んでいることが明確になった。
こうしたフランス流通の現実的な動きを研究グループだけでなく、より広く共有するために、我が国フランス流通研究者9名に呼びかけ、11月、神戸において、「フランス流通セッション」を開催し、現時点でのフランス流通に関して研究者間での知識共有に努めた。このセッションは参加者より高く評価され、今後の継続的な開催の要望が高い。場合によれば'、より広く関係者によびかけることも必要かも知れない。今後、こうした知識共有がフランス流通研究に大きく貢献するものと思われる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] フランス流通の現状と動向2006

    • Author(s)
      田中 道雄
    • Journal Title

      関西実践経営 第31号

      Pages: 1-12

  • [Journal Article] EUにおけるフランス流通2006

    • Author(s)
      田中 道雄
    • Journal Title

      関西実践経営 第32号

      Pages: 1-14

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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