2009 Fiscal Year Annual Research Report
来るべき日系南米人児童生徒就学義務化に対応する教育条件整備と教員養成・研修の研究
Project/Area Number |
18330163
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
所澤 潤 Gunma University, 大学院・教育学研究科, 教授 (00235722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 敏夫 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60145646)
小川 早百合 聖心女子大学, 文学部, 教授 (20276653)
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Keywords | 教員養成 / 日系南米人 / 日本語教育 / 就学義務 / 渡日前教育 / 外国籍児童生徒 / 適応教育 / 多文化共生 |
Research Abstract |
本年度は、就学義務化の結果生じるであろう問題への対応について、さらに調査を行うとともに、本研究をまとめる作業を行った。(1)8月に日本心理学会で、日本語習得に関する本研究の成果に関するワークショップを実施した。(2)日系南米人児童生徒のJSLカリキュラム教育に取り組んでいる愛知県東浦町立石浜西小学校を再度訪問し、運営実態の調査を行った。(3)大和市市立下福田中学校で2000年から2005年まで行われた「選択国際」の授業の調査を行った。(4)群馬大学教職大学院で実施した多文化共生教育の授業の記録を作成し、また県内でリーダー格にある現職教員に日本語教室で授業を試行させ、力量の高い教師が構想する多文化共生教育の内容の一旦を確認した。(5)渡日前教育の調査について、太田市が作成したものを検討した。(6)伊勢崎市の小学校教員とともに昨年度作成した初期指導用日本語入門テキスト『やってみよう!にほんご かんたん』の改訂版を作成するとともに指導用カードを作成した。(7)外国籍児童生徒のいる特別支援学校で、実態調査を進行させた。(8)研究成果報告『来るべき日系南米人児童生徒就学義務化に対応する教育条件整備と教員養成・研修の研究』全350頁を発行した。(9)『シンポジウム 待ったなしの就学義務化!!外国籍児童生徒をどう迎えるか』全141頁を発行した。
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