2008 Fiscal Year Annual Research Report
符号および遺伝子解析実験に共在する組合せ構造とアルゴリズムの研究
Project/Area Number |
18340024
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
神保 雅一 Nagoya University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50103049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間瀬 茂 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (70108190)
金森 敬文 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (60334546)
栗木 進二 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00167389)
三嶋 美和子 岐阜大学, 工学部, 准教授 (00283284)
水島 洋 東京医科歯科大, 情報処理センター, 特任准教授 (50219630)
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Keywords | 組合せデザイン / LDPC符号 / 遺伝子情報解析 / ベイジアンネットワー / Fingerprint code |
Research Abstract |
本年度は、DNA library screeningのためのCCCPアルゴリズムを完成させて論文として投稿しacceptされ掲載予定となった.また,昨年度までに構築した昨年度提案したfingerprinting codeの構成法と追跡アルゴリズムについて研究を継続し,Belief Propagaionによるグループテストの追跡アルゴリズムの有効性を調べた。このアルゴリズムはLDPC符号あるいはDNA library screeningにおけるpositive識別アルゴリズムと同様のアルゴリズムであるが,検索するitemの数に比べてテストするグループの数が多く,収束に関してLDPC符号やpositive識別アルゴリズムとは大きく違う様相を示すことがわかってきた.そのために21年度はBPではなくCCCPなどの代替アルゴリズムも検討する必要がある. また,BPの収束性について情報幾何的アプローチを用いて,タナーグラフに長さが4の短いサイクルがないときその収束点の真の値からの偏りの最大剰余項を理論的に解析した.今後,論文として投稿するために準備中である. 一方,情報通信に用いられる組合せ符号の研究については,frequency hoppingのための新しいhopping最適系列の構成法を見出し,IEEE/ITに論文として掲載予定である.さらに光直交符号に利用可能なSteiner quadruple systemで剰余環の和だけでなく乗法群の作用についても不変なデザインを見出し,カナダとニュージーランドの国際会議でその成果を発表した.
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Research Products
(22 results)