2007 Fiscal Year Annual Research Report
大規模分散型コンテンツ検索・配信ネットワークに関する研究
Project/Area Number |
18360181
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 豊 Kyoto University, 情報学研究科, 教授 (00135526)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川原 稔 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 准教授 (50224829)
笠原 正治 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (20263139)
増山 博之 京都大学, 情報学研究科, 助教 (60378833)
遠藤 慶一 愛媛大学, 理工学研究科, 助教 (10467847)
佐々木 隆志 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 助教 (50452686)
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Keywords | オーバレイ・ネットワーク / ルーティング / コンテンツ流通 / トラヒック / モデリング / 性能評価 / 自律分散 / ネットワークアーキテクチュア |
Research Abstract |
平成19年度においては次のような研究成果を得た. 1.ネットワークを介してマルチメディア・トラヒックを送信するには利用可能帯域を各トラヒックに公平に割り当てるのが困難になる.スループットは各ノードに流入する総トラヒック量および各種トラヒックの混合比を考慮したパケット送出順序に大きく依存する.このためのパケット・スケジューリング・アルゴリズムを提案し,その有効性を既存アルゴリズムと比較して示した. 2.実時間制約のあるコンテンツ配信においては,経路上でのパケット廃棄に対処するには再送では良好なQoS確保が難しく,代替として事前にFECによる冗長度を付加して起こり得る廃棄に備えるのが望ましい.しかし冗長度を高めるとトラヒック量が増加し,経路上でのパケット廃棄が悪化する要因ともなりうる.所望のQoSを確保するための最適な冗長度を決定するトラヒック・モデルを開発し,送信するコンテンツ総量,FEC冗長度.パケット廃棄確率,受信コンテンツのQoSの関係を明らかにする性能解析手法を導出した. 3.オーバレイ・ネットワークを介したファイル検索・共有システムのトラヒック・モデルを開発し,その性能解析を行った.
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Research Products
(10 results)