2007 Fiscal Year Annual Research Report
住宅外皮への遮熱技術の導入効果を評価できるシミュレーションツールの開発
Project/Area Number |
18360275
|
Research Institution | Kagoshima National College of Technology |
Principal Investigator |
赤坂 裕 Kagoshima National College of Technology, 校長 (20094112)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 秀與 大阪市立大学, 生活科学部, 准教授 (50278058)
松本 真一 秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (70209633)
伊丹 清 滋賀県立大学, 環境科学部, 講師 (10168304)
曽我 和弘 鹿児島大学, 工学部, 准教授 (00336322)
|
Keywords | 遮熱 / 住宅外皮 / 省エネルギー / シミュレーション / 窓 / 環境負荷 / 非定常伝熱 / GUI |
Research Abstract |
本研究課題では、住宅外皮(外壁・屋根・窓)への遮熱技術の導入が、住宅の省エネルギーと室内熱環境の改善に与える効果、及び、住宅の運用段階の経済性や環境負荷までを含めて評価できるシミュレーションツール(REESTと呼ぶ)を開発することを目的としている。今年度は2年目であり、以下のような成果が得られた。 1.REESTプログラムの改良を行った。主な点は以下の通りである。 (1)shadewall(外壁の遮熱技術を評価できる非定常伝熱プログラム)の組み込みにおける外壁屋根取り合い部の通気層の扱い、 (2)局部座標系に変換するための関数類の作成 (3)風圧係数の組み込み (4)隠れ面処理機能付き放射吸収係数計算コードの開発と組み込み (5)WindEye(窓への遮熱技術を評価するプログラム)との可能なデータ受け渡し方法の検討及び組み込み作業の実施 2.REESTコアプログラムの仕様書の作成、及びREEST Libの仕様書の作成を行った。 3.一般ユーザにとって、住宅のシミュレーション用入カデータの作成は厄介な作業である。REESTでは、本格的なGUIを整備することは行わず、様々な住宅の類型化してREEST用データをあらかじめ作成しておき(カタログデータと称する)、ユーザはカタログデータを編集することで、カスタマイズされた計算を行うことができるようにしている。本年度は数例のカタログデータを作成した。 4.太陽電池のシミュレーションツールを開発し、REESTに組み込む準備を行った。 5.壁体の吸放湿を考慮した簡易な湿気計算ツールを作成し、REESTに組み込む準備を行った。
|
Research Products
(14 results)