2006 Fiscal Year Annual Research Report
新規ホメオティック因子群による性腺刺激ホルモン遺伝子の転写調節機構の解析
Project/Area Number |
18380177
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
加藤 幸雄 明治大学, 農学部, 教授 (30114177)
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Keywords | 転写調節因子 / 生殖腺刺激ホルモン / 性腺刺激ホルモン / 転写因子ネットワーク / 相互作用 / 遺伝子発現 / クローニング |
Research Abstract |
表記課題を達成するための平成18年度の期間で、下記のような実験を進めた。 1)新らたにクローニングした下垂体の新規転写因子Prop-1、Lhx2、Prx2の機能を、細胞への遺伝子導入によるホルモン遺伝子プロモーターの転写機能調節、ゲルシフトアッセイとフットプリンティングによる作用点の解析を展開し、2編の論文を発表するとともに、2編が投稿中である。 2)クローン化した転写因子の作用特性を解析するため、ランダムオリゴマーを用いた結合配列の選別を行い、上記3者が異なる結合特性を示すことを確認し、論文作成を進めている。 3)下垂体の発生の初期に発現する因子Hesx1の抑制的な機能がその後に発現する因子Prop-1によって置き換えら得られるというインビボの変化を、インビトロでその結合特性の解析することで示し、論文発表をした。 4)さらなる因子の獲得を目指すために、酵母の発現系を用いたOne-Hybrid SystemおよびTwo-Hybrid System系によるクローニングを行うため、ラット下垂体cDNAライブラリーを酵母発現ベクターに構築し、19年度にクローニングを展開する。 5)クロマチンレベルでの作用機序を解明するために、クロマチン免疫沈降法を検討し、Lhx2の作用機序の解析に取りかかった。
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[Journal Article] Expression of Porcine FSH β Subunit Promoter-driven Herpes Simplex Virus Thymidine Kinase Gene in Transgenic Rat2006
Author(s)
Cai L-Y, Kato T, Ito K, Nakayama M, Susa T, Aikawa T, Maeda, K-I, Tsukamura H, Ohta A, Izumi S-I, Kato Y.
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Journal Title
Journal on Molecular Endocrinology 53(in press)
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