2008 Fiscal Year Annual Research Report
排卵誘発剤を使用する女性が安楽に安心して過ごすためのセルフケア支援モデルの効果
Project/Area Number |
18390594
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
森 明子 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 教授 (60255958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
桃井 雅子 聖マリア学院大学, 看護学部, 准教授 (90307124)
永森 久美子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (60289965)
清水 清美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (70323673)
實崎 美奈 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (80412667)
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Keywords | 医療・福祉 / 看護学 / ストレス / 薬理学 / 生殖医療 |
Research Abstract |
本研究の目的は、排卵誘発剤等を用いた不妊治療を受ける女性のセルフケア支援モデルを開発し、症状・対処、健康関連QOL、不安・抑うつを指標として、その効果を無作為比較試験により、明らかにすることにある。そのため、本年度の研究目標と実施計画に照らし、成果を記述する。 1.在宅自己注射薬として認可された排卵誘発剤フォリスチムに焦点を絞り、その在宅自己注射を行うために受けた指導・ケアやサポートの評価とデモグラフィックデータ(22項目)、薬の作用・副作用症状(4項目)や自己管理達成状況(41項目)を測定する質問紙を開発した。これと合わせて健康関連QOL (sf36項目)、不安・抑うつ(14項目)に関し、初めて在宅自己注射を行う女性患者約100名を対象に不妊専門クリニック8ヶ所の協力を得て平成21年2月より調査中である。フォリスチムの普及は徐々に進んでいるが排卵誘発剤の中ではまだ主流とはいえず、使用者数が少ないことから、現在、解析可能なデータ数に達していない。データ数が得られたら質問紙の妥当性・信頼性を検討し、ただちに介入研究へと進む計画である。 2.在宅自己注射におけるセルフケア支援モデルの案を検討した。支援に活用するための視聴覚教材DVD「安心して行える排卵誘発剤の在宅自己注射」を制作した。また、その一方で女性が治療周期中の薬の作用・副作用をセルフモニタリングし、セルフケアを記録するためのセルフチェックノート「i-メモリー」を企画・開発した。
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