2009 Fiscal Year Annual Research Report
排卵誘発剤を使用する女性が安楽に安心して過ごすためのセルフケア支援モデルの効果
Project/Area Number |
18390594
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
森 明子 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 教授 (60255958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
桃井 雅子 聖マリア学院大学, 看護学部, 准教授 (90307124)
永森 久美子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (60289965)
清水 清美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (70323673)
實崎 美奈 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (80412667)
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Keywords | 医療・福祉 / 看護学 / ストレス / 薬理学 / 生殖医療 |
Research Abstract |
本年度の研究目的は1)排卵誘発剤の在宅自己注射を実施する女性の自己管理達成度(対処含む)、薬剤副作用症状、健康関連QOL、不安・抑うつに関し、実施した調査結果を分析すること2)排卵誘発剤の在宅自己注射を実施する女性に対し、作成したケア支援モデルを用いて介入し、その効果を自己管理達成度(対処含む)、薬剤副作用症状、健康関連QOL、不安・抑うつを指標として分析することの2つあった。 目的1)に対しては、7医療施設にて初めて在宅自己注射を行う女性118名を対象とし、排卵誘発剤の在宅自己注射を実施する女性の自己管理達成度(対処含む)、薬剤副作用症状、健康関連QOL、不安・抑うつに関し、調査を実施した。その結果、70名から回答を得た(回収率59.3%)。自己管理達成度調査票を因子分析し、因子名を第1因子「不安・緊張と負担感」、第2因子「体調や効果のモニタリング」、第3因子「主体的な参加」、第4因子「家族・医療者の協力と活用」と命名した。28項目の信頼性係数クロンバックαは.86であり、因子毎では.625~.897であった。また、女性の心の健康状態(不安・抑うつ)は、排卵誘発剤の在宅自己注射実施時の局所的な症状を除き、自覚される心身の症状数(頻度)に影響していた。これらの結果を日本生殖医学会で2題発表した。 目的2)に対しては、ケア支援モデルで用いる2つの教材(DVD教材)「安心して行える排卵誘発剤の在宅自己注射」とセルフチェックノート「i-メモリー」の開発過程を日本生殖看護学会で1題発表した。研究代表者の健康障害と治療のため、セルフケア支援モデルによる介入効果についての調査は実施できなかった。
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Research Products
(3 results)