2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18390596
|
Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
野口 眞弓 The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing, 看護学部, 教授 (40241202)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
迫田 綾子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (70341237)
菅井 基之 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究所, 教授 (10201568)
多賀谷 昭 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (70117951)
小松澤 均 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究所, 准教授 (90253088)
|
Keywords | 看護学 / 細菌 / 口腔ケア / 妊婦 / 歯周病 / ストレス |
Research Abstract |
本研究の目的は,妊娠による口腔内の変化とそれに影響する要因を把握し,妊娠期に適した口腔のセルフケアの方法を開発し,その効果を口腔内環境の視点から判定することである。そのため,おもに以下に示すことを4年間で行う予定である。 1.150名の妊婦を対象として妊娠初期(妊娠8〜12週),中期(妊娠20〜24週),末期(妊娠32〜36週)の3時点で,(1)口腔の状態,(2)生活習慣,(3)妊娠経過,(4)ストレスを測定する。測定内容は,(1)では,唾液および歯肉溝滲出液の分析,呼気中の揮発性硫黄化合物の測定,口腔乾燥の程度の測定,歯周疾患の自己評価の測定を,(2)では,食事,運動,喫煙,飲酒などを,(3)では嘔気の有無などを,(4)では日本版GHQ精神健康調査票によるストレスの評価を行う。 2.得られたデータの分析結果にもとづいて妊娠期に適したセルフケアの方法を開発する。 3.開発した口腔のセルフケアの方法を実際の母親学級などで教育し,その教育効果を口腔内環境の変化から判定する。 本年度は,平成18年度に引き続き150名の妊婦を対象に妊娠期3時点での調査をおこなった。このデータ収集は,来年度早々に終了予定である。また,妊婦の妊娠3時点での調査結果をもとに口腔のセルフケアの方法を検討し,来年度から母親学級などで実施し,開発した口腔のセルフケアを口腔内環境の視点から検討する予定である。
|