2008 Fiscal Year Annual Research Report
中央アジアにおける真菌症原因菌および関連菌の生態学的研究
Project/Area Number |
18405005
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
矢口 貴志 Chiba University, 真菌医学研究センター, 准教授 (60361440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 玲子 千葉大学, 真菌医学研究センター, 助教 (60143319)
堀江 義一 千葉大学, 千葉県立中央博物館, 上席研究員 (40092093)
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Keywords | 遺伝子 / 生態学 / 菌類 / 微生物 / 分類学 |
Research Abstract |
調査研究実施国・地域:中国新疆ウイグル自治区の半砂漠やサバナなど乾燥地帯。 旅行経路:北京より中国に入国、空路ウルムチに移動し、新疆医科大学を拠点として調査を実施。 調査研究結果: 1)調査期間は平成21年10月22日から4日、場所は和田を中心に実施した。調査には新疆医科大学恵教授、Paride Abliz助教授が同行し、採集地選択の助言、現地案内人と意志の疎通を図った。 2)試料採集後、新疆医科大学の研究室で土壌から、希釈平板法およびエタノール処理法によって病原真菌関連菌、マイコトキシン生産菌およびそれらの関連真菌などを分離した。 3)本年度は病原性Aspergillusのうち特に、薬剤感受性が異なるため臨床上重要であるA.lentulus、A.udagawaesなど非典型的なA.fumigatusを中心に分離を実施した。さらに、近年、新種として報告されたA.fumigatiaffinisも分離された。Aspergillusの有性型であるNeosartorya、Emericella属においては、千葉大学真菌センターで、分子系統的な検討、電子顕微鏡による微細構造の検討を実施したところ、新種と思われる菌株が分離され、新種としての提唱を検討している。
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Research Products
(14 results)