2006 Fiscal Year Annual Research Report
経静脈的マイクロダイアリーシス・サンプリング法を応用した血糖計測法の開発
Project/Area Number |
18500346
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
榊田 典治 熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (50170577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 栄一 熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (10253733)
西田 健朗 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (50336244)
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Keywords | マイクロダイアリーシス / 灌流速度 / 経静脈計測法 / 透析膜 / 血糖計測法 / ホローファイバー |
Research Abstract |
1.血管内プローブの開発、改良 今回の研究・開発の目標は、これまでのプローブより小径でかつ柔軟性の高いプローブの選択、開発にある。現在考案しているプローブ形状は、直線型であり、透析灌流は120μl/hrを目標としている。 a)透析膜の長さ(マイクロダイアリーシス・サンプリング法のプローブ)に関する検討 透析長は10mmを基準に行っているが、この長さの全体の比率を最適とすることが望ましく、プローブの血管内留置部分と面積比を変化させて、灌流速度を一定にして安定した透析液が得られた最適長さのプローブの作成と検討を行った。 検討の結果、ホローファイバー・プローブの適正透析長は10mmとして、以降の経静脈的マイクロダイアリーシス・サンプリング法を応用した血糖計測のプローブとしてCMA70 Microdialysis Catheter(透析膜長:10mm、外径0.6mm)を用いることを確認した。 b)灌流速度の検討 プローブの灌流速度を変化させて、プローブの透析効率や透析効率の変動を速度との関係について検討した。 1)in vitro系での検討:灌流速度120、200、300μl/hrでのブドウ糖回収率は58.4%、48.9%、34.9%であった。従って時間遅れの誤差も考慮に入れて、灌流速度200μl/hrに設定した。 2)in vivo系での検討:犬を対象にした灌流速度200μl/hrでのブドウ糖回収率は48.4%で、in vitro系での結果と有意差を認めなかった。 c)プローブへの生体適合性膜被覆に関する検討 生体適合性を有さないプローブをコントロールとして生体適合性に優れた膜被覆プローブの作製を行った結果、生体適合性を有する2-メタクリロイルオキシエチル・ホスホリルコリン(2-methacryloyloxythel phosphorylcholine : MPC)膜の有用性が示唆された。
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Research Products
(2 results)