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2006 Fiscal Year Annual Research Report

新たな運動適応機構の解明

Research Project

Project/Area Number 18500507
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山田 茂  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教授 (50092367)

Keywords骨格筋肥大 / NOTCH / DELTA / 幹細胞 / PAX7 / サテライト細胞
Research Abstract

本実験では新たな骨格筋肥大機構の運動生理学的意義を明らかにするために実験を行った。今回行った実験は次のようである。
1)従来、骨格筋の肥大に伴い内分泌系物質や成長因子の挙動について着目されていたが、今回はテノトミー法で筋肥大を誘導し、細胞間の情報伝達系の役割について検討した。特に受容体であるNotchとリガンドであるDeltaに着目した。実験はddy系マウス雄を使い、右脚腓腹筋を切断し、残りのヒラメ筋、足底筋に代償性の負荷を加えた。
実験は、対照群とNotch伝達系の阻害剤であるγセクレターゼを投与した群に分けた。テノトミー一週間後、ネンブタール麻酔下で屠殺し、筋を取り出し、筋の重量を測定した。NotchとリガンドであるDelta、Pax7,Myogenine等の消長について検討した。その結果、テノトミーによって骨格筋の肥大は誘導され、しかしながらγセクレターゼを投与した群の肥大量は対照群に比較して統計的に有意であった。このことから細胞の増殖と分化に何らかの違いがあることが想定され、サテライト細胞のマーカーであるPax7や筋分化の指標であるMyogenineの比較を行った。その結果、組織学的に大きな違いが観察された。
2)骨格筋肥大に伴うNotchシグナル伝達系の関与の有無について検討した。まず最初に、実験はNotchシグナル伝達系発現の時期を検討するためにトレーニング開始から一日後、二日後、1週間後に設定した。ウエスタンブロット法により解析した発現の有無とその時期を解析した結果、すべての時期でNotchの発現が観察された。
3)脂肪組織に含まれる幹細胞の役割を検討するためにトレーニング実験を行った。現在解析中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 骨格筋肥大機構の新たな可能性2006

    • Author(s)
      駒沢 純, 山田 茂
    • Journal Title

      体力科学 55・4

      Pages: 367-384

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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