2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500692
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | National Museum of Nature and Science, Tokyo |
Principal Investigator |
前田 克彦 独立行政法人国立科学博物館, 展示・学習部, 部長 (40370994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 義和 独立行政法人国立科学博物館, 展示・学習部, 学習課長 (60233433)
亀井 修 独立行政法人国立科学博物館, 展示・学習部, 学習課専門員 (40415609)
岩崎 誠司 独立行政法人国立科学博物館, 展示・学習部, 学習課専門職員 (90259995)
田邊 玲奈 独立行政法人国立科学博物館, 展示・学習部, 学習課 学習企画担当 (80392538)
鹿嶋 研之助 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (00327165)
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Keywords | 科学教育 / キャリア養育 / 科学系博物館 / 科学リテラシー |
Research Abstract |
1 予備的調査の実施 国内の科学系博物館におけるキャリア教育の実施状況について抗文献等の資料収集を行った。 2 国内における科学系博物館でのキャリア教育の状況調査 国内の科学系博物館に対して,科学系博物館での職場実習・ボランティア体験等の受入れ人数,受け入れ期間,受け入れプログラム,実施上の課題等について,先進的な取組を行っている科学系博物館に対して実地調査と担当者へのインタビューを行った(静岡科学館、豊橋市立自然博物館等)。自治体と連携し地域全体でキャリア教育を実施している博物館、博物館職員の業務に支障が出ないよう配慮した「受入ルール」などが明らかになった。 3 外国における科学系博物館でのキャリア教育の状況調査 海外の科学系博物館について,科学系博物館での職場実習・ボランティア体験等の受入れ人数,受け入れ期間,受け入れプログラム,実施上の課題等について調査研究資料の収集、共有化を図った。 4 研究協議会の設置 学校教育関係者,キャリア教育の専門家,博物館関係者等から構成する研究協議会を設置して,キャリア教育の内容の検討,受け入れ態勢等の検討を行った。 5 モデルプログラムの開発・試行 モデルプログラムを開発した。研究協力校の生徒・指導者を受け入れ、職場実習等を試行した。これにより科学系博物館がもつ学習資源のキャリア教育プログラムへの応用、プログラム実施の際の課題を明らかにした。プログラム受講者に対して事前事後アンケートを行い、プログラムの有効性について検討した。当研究組織のモデルプログラムでは、博物館実習修了者を生徒のサポータとして採用した。博物館には立ち入り禁止エリア、来館者への接遇など独自のルールがある。サポータの採用によりルール遵守と教育効果を高めることができた。サボータの有効性について平成19年度も引き続き研究を行う。
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