2006 Fiscal Year Annual Research Report
メディア倫理・ジャーナリズム倫理の構築に向けて -NIEにおける展開をめざして-
Project/Area Number |
18520011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
平石 隆敏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (00218760)
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Keywords | 倫理学 / マスメディア / ジャーナリズム / NIE |
Research Abstract |
研究初年度にあたる18年度は、以下のような研究を中心におこなった。 i)現在のマスメディア、ジャーナリズムの現状と諸問題について検討するとともに、それらに関する各分野における議論や論点の整理をおこない、問題点を析出した。 とくに、マスメディアの歴史的な展開の中でどのような社会空聞の変容がもたらされたか、またインターネットのもちうるマスメディアとしての可能性、さらに高度情報化社会の中で「報道の自由」はどのような意味をもちうるのかなどの問題については、京都市NIE実践研究会において「マスメディアの中の新聞とNIE」というタイトルで口頭発表をおこなった。 ii)学校教育におけるNIE学習への展開については、京都教育大学附属桃山中学校の神崎友子教諭を研究協力者として「メディアの発する情報の読み取り」に焦点を当てたNIE授業の開発をおこなうとともに、またそれと連携した形での大学教員養成課程におけるNIE入門講座のあり方について研究をおこなった。 とくに後者については、京都市NIE実践教育研修会において「教員養成課程でのNIE入門講座から」と題して口頭発表をおこなうとともに、『教育実践研究紀要7号』(2007)に「中学校NIE授業との連携による『総合演習:NIE入門講座』」として発表した。
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