2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530275
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
相良 勝利 Fukushima University, 経済経営学類, 教授 (70007425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥山 修司 福島大学, 経済経営学類, 教授 (40194518)
奥本 英樹 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (50277753)
上野山 達哉 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (90323188)
川上 昌直 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (90333997)
遠藤 明子 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (50387536)
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Keywords | 日中製薬企業 / リスク管理 / 人的資源管理 / 顧客満足 / 小売業 / 財務比較 |
Research Abstract |
本研究は全3年度にわたっておこなわれる。本年度は、その第2年度として、研究の基礎的調査・予備的調査と研究成果の発表とをスムーズに橋渡しするためのいくつかの準備をおこなった。 本研究における中国ビジネス関係のデータ収集は、医薬品企業の財務データ、従業員の就業意識調査、消費者による小売(百貨店)業への顧客満足度調査を3つの柱としている。本年度は研究チームメンバーのうち相良と上野山が中南財経政法大学(武漢市)へ、遠藤が南開大学(北京市)へ赴き、調査データ収集のための打ち合わせをおこなった。 中南財経政法大学は福島大学との提携大学であり、共同研究の取り決めをおこなっていることもあり、先方の研究者を通じてデータを収集するのに不可欠の交流であった。この結果、年度末に従業員の就業意識調査のアンケートデータを200票程度収集することができた。予備的な分析の結果、従業員による仕事や人的資源管理施策への態度や意識について、日本とかなり近い傾向が見出された。今後は両国従業員の職務態度の異同について、さらに詳細な分析を実施する予定である。 また、小売業の顧客満足度調査についても、訪中の結果、20年度にアンケート調査データを収集できることがほぼ確実であり、分析の結果にもとづく研究の成果が期待できる。 このように、本年度においては、最終年度確実に研究成果を上げることができるための準備に重点が置かれたため、目立ったパブリケーションがないが、20年度はさまざまな研究成果が公刊される予定である。
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