2006 Fiscal Year Annual Research Report
国際交流を起点にした教員養成段階での学生の多文化理解能力を高める授業の構築
Project/Area Number |
18530720
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
舟越 耿一 長崎大学, 教育学部, 教授 (50108271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷川 昌幸 長崎大学, 教育学部, 教授 (10271214)
近藤 寛 長崎大学, 教育学部, 教授 (80108274)
堀内 伊吹 長崎大学, 教育学部, 教授 (50145215)
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 助教授 (10264201)
南部 広隆 長崎大学, アドミッションセンター, 助教授 (70301306)
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Keywords | 多文化理解能力 / 国際交流 / 教員養成 / カリキュラム |
Research Abstract |
経済活動の国際化が進んでいる。また社会のIT化が進み、その流れを加速させている。一方で、先進国と後進国との格差の増大や各地での争いの増加が世界の平和に影を落としている。 この状況を変え、地球規模での市民社会の健全な発展のためには、次世代を担う子どもたちに多文化理解能力を獲得させていかなければならない。この目標達成の成否の鍵を握るのは、子どもたちを指導する教員の資質である。本研究においては高い多文化理解能力を備えた教員の育成を行うために、教員養成段階でのカリキュラムや授業の改善を目指した。平成18年度における本研究の足跡は次の通りである。 ・多文化理解能力育成のための授業法の検討 ・韓国の漢陽大学校の学生(15名)と長崎大学教育学部学生(20名)を受講者として平和多文化論を開講し、教育実習を取り入れた授業を展開した。 ・中国、韓国の四大学の学生と教員を招き、日中韓の学生フォーラムを実施した。 上述した授業や事業を通して、学生たちが主体的に多文化理解能力を獲得できる方法を模索したが、いずれの事業においても、学生たちの相互理解は予想を超えるものであった。この流れをさらに進展することによって、これからの多文化理解能力育成のための授業形態が浮かんでくるものと考えている。
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