2007 Fiscal Year Annual Research Report
コンパクト等質多様体上の複素構造およびケーラー構造についての研究
Project/Area Number |
18540075
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
長谷川 敬三 Niigata University, 人文社会・教育科学系, 准教授 (00208480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関川 浩永 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60018661)
吉原 久夫 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60114807)
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Keywords | 等質多様体 / 複素構造 / ケーラー構造 |
Research Abstract |
平成19年度の本研究課題(科学研究費補助金基盤研究(C))の「研究実施計画」に基づく主な研究活動として,研究集会「複素幾何学と群作用」(平成19年6月28日〜30日,新潟市)を代表世話人として開催しました。この研究会の報告書は,冊子としてだけでなく,web上にも公開しました.この研究会を通して本研究課題に関する研究がより活発になり研究者の連携の輪を広げることが出来たと確信しています.また,平成19年3月の日本数学会年会幾何学分科会特別講演「Complex and Kaehler Structures on Compact Homogeneous Manifolds-Existence, Classification and Moduli Problems」の講義ノートに基づく論文を執筆し,研究集会「複素幾何学と特異点」(平成19年8月,新潟市)の報告集(Advanced Studies in Pure Mathematics)に投稿しました。この論文において,これまでの研究成果と共に今後の研究の指針としていくつかの関連する予想や課題を述べています.これまで,おもにコンパクト可解多様体上の複素構造ケーラー構造に関する研究を行って来ましたが,今後の半単純多様体や簡約多様体を含めた等質多様体上の複素幾何学的構造に関する研究へのだいじな一歩を踏み出すことが出来たと確信しています.
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Research Products
(5 results)