2006 Fiscal Year Annual Research Report
レーザーによる高時間分解能RPCの開発とその医用への応用
Project/Area Number |
18540286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
星 善元 東北学院大学, 工学部, 教授 (80146117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根市 一志 東北学院大学, 経済学部, 教授 (90296012)
山口 晃 東北大学, 理学部, 教授 (60004470)
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Keywords | 粒子検出器 / 放射線計測 / レーザー / 高抵抗電極板 / フレオン |
Research Abstract |
昨年度は下記の順序で実験を行った. (1)RPCの製作とガス気密容器の製作を行った.製作したRPCは極板の大きさは30cmx30cm,厚さ2mmのガラスを電極とし,極板間は2mmである. (2)PET用の位置分解能を得るため8chのストリップを有する読み出しストッリプ製作し,窒素レーザーを使用したとき,入射窓からの距離の関数として電離電子生成の分布を求め,それによる読み出しストリップの間隔や幅によるストリマー生成数を観測した.RPCからの読み出しストリップの製作と読み出し系(エレクトロニクス)の整備を行った. (4)ストリップから得られる信号を処理するオンラインプログラムの開発を行った.さらにGEANTシミュレーターで異なったγ線のエネルギーを入射したときの電極厚さによる光電子の効率のシミュレーションを行い,電離電子によるストリマーの電荷分布,時間分布をそれぞれADC, TDCを用いて測定するプログラムの開発を行いオンライン測定系の構築した. (5)窒素レーザーの整備と光学系の最適化の実験を行い,窒素レーザーによる2光子吸収過程で電離電子が生成される確認を行った.
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