2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18560228
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
石田 幸男 Nagoya University, 大学院・工学研究科, 教授 (10092991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 剛志 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70273258)
劉 軍 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 講師 (70345924)
池田 隆 島根大学, 総合理工学部, 教授 (50115523)
長坂 今夫 中部大学, 工学部, 助教授 (60102779)
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Keywords | 回転機械 / 制振 / 洗濯脱水機 |
Research Abstract |
はじめに,2槽式洗濯機に申請者らの考案した不連続ばね特性をもつ制振装置を取り付け,その制振効果を実測した.制振装置の取り付け方法は様々な場合を検討し,最適な位置を見つけた.さらに,洗濯機をモデル化して理論解析を行い,実験結果との比較検討を行った.実験と理論解析は,実際の洗濯脱水機のように非定常で加速される場合と,仮定であるが一定の回転速度で運転される場合について検討した.その結果,洗濯物に起因するあらゆる方向と大きさの不つりあいに対して,提案する制振装置が有効であることを明らかにできた. つぎに,不連続ばねとボールバランサを併用した制振装置の効果について調べた.不連続ばね特性は共振振動の制振に効果があり,一方,ボールバランサは高速領域で制振効果をもつので,それぞれの長所を取り入れた効果を狙った.実験では2槽式洗濯機を用いた.回転速度が一定である定常運転と,加速減速する非定常運転の場合について実験した.また対応する理論モデルについて解析も行った.その結果,共振位置では振幅が設置した制振装置のクリアランス程度に小さくなり,高速領域では振幅が零付近に小さくなるという予定どおりの効果が得られた.
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Research Products
(1 results)