2008 Fiscal Year Final Research Report
The influence of artificial dam on stream ecosystems and material flow and development of rehabilitation method
Project/Area Number |
18580151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
林学・森林工学
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Research Institution | Hokkaido Institute of Technology |
Principal Investigator |
YANAI Seiji Hokkaido Institute of Technology, 空間創造学部, 教授 (20337009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内 香織 北海道工業大学, 非常勤講師 (50423984)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | ダム / 遡河性魚類 / 有機物 / 物質循環 / 修復工法 |
Research Abstract |
ダム構造物が流域の物質循環や生態系に与える影響に関する解明と生態系を修復する手法を開発した.ダムが物質循環に及ぼす影響に関してはダムの背後に貯留される落葉が嫌気化して分解がされにくい過程を解明できた.また遡河回遊魚がダムによって遡上を阻まれる実態についてヤツメウナギやサクラマスで明らかにし,そのことが河畔の陸上生態系に与える影響に関して窒素安定同位体比分析で明らかにすることができた.こうしたダムの弊害を緩和する手法としてダムのスリット化が挙げられ,既存のダムの切り下げ試験を行政との共同で行い,その有効性について実証できた.さらに高落差のコンクリート構造物ではなく現地発生の木材を利用して防災的機能を発揮させつつも,魚類の生息場としても機能できるログダム,デブリキャッチャーなどの構造物を開発した.またアメリカ・カリフォルニア州でダム撤去の現場を実際に訪れ,技術的な問題点や行政的な課題などの情報収集を行った.
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Research Products
(25 results)
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[Remarks] 柳井清治(2007)サケを介した海から山への物質循環について. 信州大学山岳総合研究所講演会.松本市
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[Remarks] 柳井清治(2007)サケ科魚類の保護と遡上障害の解消 2007-10 NPO 法人北海道魚道研究会 秋期講演会in 札幌.札幌市
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[Remarks] 柳井清治(2008)森林が魚に与える影響-物質循環の観点からー 2008-2 全国漁場環境整備保全対策協議会.東京都
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[Remarks] 柳井清治(2008)尻別川流域における生態系保全策の提案 2008-9 NPO 法人北海道魚道研究会 秋期講演会in 倶知安.倶知安町