2006 Fiscal Year Annual Research Report
ビタミン、カロテノイド摂取と前立腺がんに関する症例対照研究
Project/Area Number |
18590624
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Miyagi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
西野 善一 宮城県立がんセンター(研究所), 疫学部, 上席主任研究員 (70302099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 優子 東北大学, 医学部, 教授 (60239316)
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Keywords | 癌 / 栄養学 / 社会医学 / 疫学 / 前立腺 / ビタミン / カロテノイド / 症例対照研究 |
Research Abstract |
本年度は、前立腺がん患者および対照に対して健康状態と生活習慣に関する質問紙調査を行なうとともに対象者の回答から五訂増補日本食品標準成分表に基づいて栄養素を算出するシステムの構築を実施した。 質問紙調査は、宮城県立がんセンターにおける全ての初回入院患者に対して初回入院の10-15日前の時期にあたる予約の際に対象者に自記式の質問票を配布し、記入された後、入院時に看護師が回収を行なう形で実施した。質問票はがんをはじめとする疾患の既往歴、家族歴、生活習慣、職歴、検診受診歴などから構成されており、このうち食事習慣に関しては、40項目からなる食物摂取頻度調査票(FFQ)により調査を行っている。同調査の回答者から前立腺がん症例および対照を抽出し、症例については院内がん登録とのレコードリンケージを行なうことにより、発見契機、組織診断、診断根拠、進行度等の情報を得た。 また、自記式質問票中に含まれる40項目のFFQの回答から五訂増補日本食品標準成分表に基づき栄養素を計算するプログラムを、宮城県一般住民120人を対象とした各季節3日、計12日間の食事調査の結果に基づいて開発を行った。具体的には、計12日間の食事記録の結果からFFQに含まれる各食品項目の1人1日摂取量およびその結果摂取される栄養素摂取量が算出され、対象者の各項目での摂取頻度の回答とあわせることにより各種ビタミン、カロテノイドを含む栄養素が計算できるプログラムを統計ソフトSASを用いて作成した。
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Research Products
(1 results)