2007 Fiscal Year Annual Research Report
法医中毒学研究室ガイドラインの導入に関する戦略研究
Project/Area Number |
18590648
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
影浦 光義 Fukuoka University, 医学部, 教授 (40037594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仁平 信 日本医科大学, 医学部, 准教授 (40089636)
守屋 文夫 高知大学, 医学部, 准教授 (40182274)
寺田 賢 東邦大学, 医学部, 准教授 (30104649)
工藤 恵子 九州大学, 医学研究院, 講師 (10186405)
斉藤 剛 東海大学, 医学部, 講師 (30266465)
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Keywords | 法医中毒学 / ガイドライン / 標準操作手順マニュアル / Quality Assurance / Quality Control / 薬毒物鑑定 |
Research Abstract |
本研究は,1)試料の法的有動性を確保する;2)基本的な分析手順と分析の正確さ、信頼性を確保する;3)薬毒物に関わる法医鑑定を実施する研究室に求められる必要条件を維持することによって,正確で信頼性のある薬毒物鑑定を実現するための基本的な手順、方策および各研究室の目標を提示することを目的としている。 先ず,昨年度に引き続き,欧米のガイドラインおよびそれに関連したQuality Assurance/Quality Controlシステムを詳細に調査、研究し,それらを参考にして各研究者が当該研究室の標準操作手順(SOP)マニュアルの作成を試みた。また,我が国の法医中毒学研究室の実情を知るために,昨年度に実施した「薬毒物検査に関するアンケート調査」の結果を詳細に検討した。その上で,ガイドラインに関連した欧米の参考資料と当該研究室の標準操作手順マニュアルとを比較検討することにより,現状と合致している部分,現状とは異なるが近い将来実現が可能な部分,および将来ともに実現が不可能な部分を明確にして,法医中毒学研究室ガイドライン(草案)を作成した。 本報告書は法医中毒学研究室ガイドライン(草案)および参考資料,「薬毒物検査のための手引き」-鑑定の信頼性を保証するための試料の採取、取扱-(第2次草案),北米の法中毒学研究室および本研究組織の研究者が作成した当該研究室の標準操作手順マニュアルからなり,資料として我が国の法医学教室,特に,法医中毒学部門の現状を把握するために実施した「薬毒物検査に関するアンケート」調査結果を添付している。
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