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2007 Fiscal Year Annual Research Report

癌細胞を標的としたヒト乳癌治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 18591436
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

小田 高司  Nagoya University, 医学部附属病院, 講師 (30311715)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梛野 正人  名古屋大学, 大学院・医学系・研究科, 教授 (20237564)
浜口 道成  名古屋大学, 大学院・医学系・研究科, 教授 (90135351)
Keywordsstem cell
Research Abstract

(1)末梢血癌細胞数測定法としてのCell Searchシステムの検証
乳癌ではCell SearchシステムにてCTC数が5個以上で予後が不良である.乳癌以外の癌においてCell Searchシステムを用いCTC数を測定した.予後が不良と思われる多発肝転移をともなった再発癌患者(大腸癌,胃癌,膵癌)を対象にし,EpCAM抗体を用いたCell Searchシステム(VERIDEX)を用い,末梢血7.5ml中の癌細胞(Circulating Tumor Cell 以下"CTC")数を測定した.CTCの測定は抗癌剤治療等での治療前に行った.CTC数は,大腸癌 1個/7.5ml全血,膵癌 1個/7.5ml全血,胃癌 1-3個/7.5ml全血と予想以上に低い症例が存在した.EpCAM抗体は乳癌,大腸癌,胃癌,膵癌細胞を認識することになってはいるが,すべての癌細胞を認識していない可能性があり,乳癌においても,EpCAM抗体抗体を用いたCell Searchシステムではすべての末梢血中癌細胞を検出しえない可能性が示唆された.
すべての癌細胞で発現が確認できるサイトケラチンを標的とした坑サイトケラチン抗体を用いた末梢血癌細胞数測定システムへ変更し研究を継続している.
(2)stem cell markerの免疫染色
stem cell markerとしてp63蛋白,OCT3/4蛋白について乳癌,大腸癌,胃癌,膵癌を用いて研究を行ってきた。tyramideを用いた特殊な増感免疫染色法により、p63蛋白が個々の症例で0-25%発現,OCT蛋白が個々の症例で0-10.5%発現していた.OCT陽性例はp63陽性例であった.

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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