2007 Fiscal Year Annual Research Report
ラットのブラキシズム様運動に対する抗不安薬,唾液分泌促進剤,胃酸分泌抑制剤の効果
Project/Area Number |
18592249
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
永田 順子 Kagoshima University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (50264429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮脇 正一 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80295807)
乾 明夫 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80168418)
永田 耕治 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80398289)
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Keywords | ラット / ブラキシズム様運動 / 情動ストレス / 抗不安薬 / 唾液分泌促進剤 / 消化管 |
Research Abstract |
本研究は、ラットに情動ストレスを与えて(情動ストレス群)、咀嚼筋活動を記録し、ブラキシズム様運動の発現頻度を非情動ストレス群(対照群)と比較し、情動ストレスにより覚醒時および睡眠時のブラキシズムが誘発されることを明らかにするとともに、ブラキシズムの誘発が、抗不安薬、唾液分泌促進剤、胃酸分泌抑制剤などの投与で抑制されるかどうかを検証することを目的とした。 まず、ラットの脳波から、覚醒、睡眠(ノンレム、レム)などの睡眠レベルを解析することが必要となる。そこで、既成の時系列データ解析ソフトを用いて、睡眠判定技師による解析が終了しているヒトの脳波データを解析し、検証を行った。その結果、高い精度で睡眠レベルおよび睡眠段階の自動判定が可能であることが示された。 次に、Wister系雄ラットを用い、麻酔下で頭頂部頭骨にビス電極を埋入して銅線を接続した。また、左側咬筋と眼輪筋に針電極(銅線)を刺入した。これらの銅線をマイクロコネクターに固定し、脳波、咬筋筋電図、および眼電図を導出した。また、頚静脈と上部消化管にカテーテルを挿入し、皮下を通してジャケット背部に固定し、情動ストレス物質の投与や消化管刺激を行って、ブラキシズムの頻度の変化を調べた。また、抗不安薬、唾液分泌促進剤などの前投与を行い、ブラキシズムが抑制されるかどうかを検証した。その結果、これらの刺激により睡眠深度の変化を生じ、ブラキシズムの頻度が増えることが示唆された。
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Research Products
(4 results)