2007 Fiscal Year Annual Research Report
心臓リハビリテーションを遠隔支援する24時間アクティビティと心負荷の縦断調査
Project/Area Number |
18592361
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
安田 加代子 Saga University, 医学部, 助教 (90336123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
檜垣 靖樹 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10228702)
古賀 明美 佐賀大学, 医学部, 助教 (00336140)
山地 洋子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (90315193)
佐藤 和子 佐賀大学, 医学部, 教授 (00196221)
黒木 智子 佐賀大学, 医学部, 助教 (90437814)
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Keywords | 虚血性心疾患 / 心臓リハビリテーション / 心負荷 / アクティビティ / 全身清拭ケア / QOL |
Research Abstract |
本年度は心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)適応となった虚血性心疾患患者を対象に生活情報と運動量、心負荷に関するデータを縦断的に収集し、得られたデータの関連性を分析することを実施計画とした。 本年度のデータ収集に先がけて、健常者(21.7±1.3歳)10名を対象に看護師による一連の全身清拭ケアにおける心負荷について心拍計を用いて明らかにした。安静時より上肢清拭後に心拍数・二重積(Pressure-rate product:PRP)が有意に減少したが、その他の部位での有意な変化はなかった。収縮期血圧・拡張期血圧、SpO_2ともに有意な変化はなかった。30分程度の心負荷測定では安定したデータを得ることができたが、1日24時間連続した機器の装着は対象者の身体的・精神的な負担になることが予測された。そこで、心負荷に関するデータ収集方法を再検討し、対象者への負担の少ない万歩計型のライフコーダのみ使用するなどの方法に計画を一部修正し、データ収集に向けた準備と調査施設との打ち合わせを進めている。 心疾患患者のQOLの変化に関しては、縦断的に退院6ヵ月までの調査を進行中である。心臓リハビリ開始時に比べ退院1ヵ月後に、身体機能や役割機能を含めたQOLの低下がみられたが、6ヵ月後のQOLは改善傾向にあった。また冠動脈インターベンションを受けた患者の方が心臓手術を受けた患者よりも退院後の回復過程におけるQOLは高値を示した。
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Research Products
(1 results)