2007 Fiscal Year Annual Research Report
造血幹細胞移植を主体的に受けるための患者支援プログラムの臨床導入と評価
Project/Area Number |
18592382
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
森 一恵 Osaka Prefecture University, 看護学部, 准教授 (10210113)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 操子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (50035333)
|
Keywords | 造血幹細胞移植 / 患者支援プログラム / 看護学 / 癌 / 移植・再生医療 / 患者教育 |
Research Abstract |
I.造血幹細胞移植を施行している病院における看護援助の実態の分析 ・前年度に引き続き造血幹細胞移植の研究参加の承諾が得られた計約20名を対象に、現行のケア提供群(対象群)データ収集を行う。調査内容は、移植前の情報提供の内容と方法、移植を決定した理由、意思決定の過程、援助の内容と要望について、半構成的面接調査を行う。さらにPOMS、MAC、自尊感情などの尺度を用いる。平成18年12月より調査を開始し、平成20年3月までに16名のデータ収集終了。 ・対象群は、体調その他の理由で症例を確保するのが困難であるため、症例数を確保できるようさらに施設を新しく開設する予定。(平成18年10月〜平成20年3月、今後、調査期間を延長する予定) II.造血幹細胞移植施行病院における看護援助プログラム導入のための組織を構築する。 1.前年度におこなったデータ分析の結果を、移植を提供している施設の看護師・医師とともに検討を加え、患者に提供する資料(パンフレット、DVD)を作成した。(平成19年10月〜平成20年3月) 2.病棟のスタッフが外来に来院した対象者に関わることができるよう、外来-病棟の連絡網を作成し、診療科への協力が得られるよう働きかけた。(平成19年4月〜平成20年2月) III.プログラム実施群(実験群)における身体的、心理・社会的側面についてのデータ収集と評価を行う。 1.作成したパンフレットを用いて、移植を提供している施設での看護師を対象にした勉強会を開き、患者が求めている援助について整理した上で、パンフレット・DVDの使用方法、患者支援プログラムの学習会を行った。(平成20年3月) 2.データ収集のための新しい施設の開拓を行い、造血幹細胞移植を受ける患者に関わる看護師への患者支援プログラムの周知を行う。(平成20年2月〜) IV.プログラムを実施した看護師を対象にプログラムの有用性を評価する。 患者支援プログラムの実施は平成20年度からの開始予定
|
Research Products
(4 results)