2018 Fiscal Year Annual Research Report
日本宗教教育の国際的プラットフォーム構築のための総合的研究
Project/Area Number |
18H00615
|
Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
平藤 喜久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (50384003)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩野 祐介 関西学院大学, 神学部, 教授 (20509921)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
木村 敏明 東北大学, 文学研究科, 教授 (80322923)
徳野 崇行 駒澤大学, 仏教学部, 講師 (80756073)
星野 靖二 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (50453551)
大東 敬明 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (20616916)
黒崎 浩行 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (70296789)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 日本宗教 / 宗教文化教育 / 日本学 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、海外における日本宗教教育の現状調査を行いつつ、海外の研究者のニーズを検討すること、また教材の作成、研究を行った。 前者に関しては、2度の研究会と1度の国際シンポジウムを実施し、研究会では次のような発表を得た。ヤニス・ガイタニディス(千葉大学)「クリティカル日本学としての「日本宗教」を教える」。ファビオ・ランベッリ(カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校)「海外における神道史」。矢崎早枝子(グラスゴー大学)「イギリスの大学における日本宗教の授業」。国際シンポジウムでは、アラン・カミングス(ロンドン大学SOAS校)、ワリード・ファルーク・イブラヒム(カイロ大学日本研究センター、エジプト)を招き、それぞれの大学ににおける日本研究の状況を報告してもらうとともに、日本宗教についての学びがどのように行われているかを紹介してもらい、ディスカッションをした。 研究代表者の平藤は、研究会、シンポジウムをコーディネートするとともに、ドイツ、ボン大学を訪問し、日本学のラインハルト・ツェルナー教授に聞き取り調査を行い、またアラン・カミングス氏とワークショップを開き、日本、ドイツ、イギリスにおける日本研究の現状についてディスカッションをした。またエジンバラ大学、グラスゴー大学の日本仏教の担当者からの聞き取りをした。星野は、ウェブ上のサーベイ・フォームを使用して、日本宗教に関する教材のニーズ調査を行った。大東は博物館における調査。黒﨑は祭礼調査、徳野は仏教儀礼の調査、櫻井はタイでの日本宗教教育の調査を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度当初に予定していた研究会、および国際シンポジウム(申請書では国際研究集会)が、順調に実施された。また研究代表者、研究分担者の教材作成のための研究、調査も予定通り実施されており、計画はおおむね順調であると評価できる。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は、申請時にくらべ予算が大幅に減額されている。そのため海外における日本宗教の現状調査については予定通りに進めることは難しいと見込んでいる。 そのため、来日している外国人研究者の情報などをなるべく収集し、そういった方々に日本で話を聞く機会を増やしたいと考えている。
|
Research Products
(9 results)