2019 Fiscal Year Annual Research Report
日本宗教教育の国際的プラットフォーム構築のための総合的研究
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18H00615
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
平藤 喜久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (50384003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩野 祐介 関西学院大学, 神学部, 教授 (20509921)
大東 敬明 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (20616916)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
星野 靖二 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (50453551)
黒崎 浩行 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (70296789)
木村 敏明 東北大学, 文学研究科, 教授 (80322923)
徳野 崇行 駒澤大学, 仏教学部, 准教授 (80756073)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 日本宗教 / 宗教文化教育 / 日本学 / 宗教社会学 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、1.海外における日本宗教教育の現状把握およびニーズ調査、2.日本宗教教育のための教材研究、作成を行い、研究成果を公開した。 1.に関しては、研究会を行った。名古屋市立大学のアンドレア・カスティリョーニ氏には、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校での授業、および名古屋市立大学での授業の状況を報告して頂き、東海大学の李賢京氏には、韓国における日本宗教教育の歴史と現状を報告していただき、ディスカッションを行った。 2.に関しては、研究代表者の平藤と研究協力者の山中弘氏が、スペイン、バルセロナで開催された国際宗教社会学会において、研究成果を報告した。また、分担者の櫻井義秀氏は、京都府亀岡市・綾部市の大本教宣教センターや本部にて、教団資料の閲覧、宗教と芸術にかかる視察などを行った。黒﨑浩行氏は、熊本県球磨郡湯前町に鎮座する市房山神宮里宮神社の例大祭で奉納される「球磨神楽」(国指定重要無形民俗文化財)と奉納芸能の模様の動画・静止画記録と関係者へのインタビュー調査を行った。星野靖二氏は、主に英語圏の大学における日本宗教関連の授業の情報を収集し、岩野祐介氏は、沖縄で慰霊における宗教性・宗教表現について調査、大東敬明氏は、國學院大學博物館において、神道に関わる展示の英語での発信を行った。 後半には、平藤がフランスのINALCO(国立東洋言語文化大学)にて、研究成果の発表を行い、フランスにおける日本宗教教育の現状を調査する予定であった場、新型コロナウイルス感染拡大のため、やむなく延期になっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度後半に新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、とくにヨーロッパ、アメリカにおける国際調査が行えない事態となった。 年度末の出張もやむを得ず延期とした。海外の大学も閉鎖となり、研究打ち合わせも難しい状況となっており、進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
海外の研究者との打ち合わせ、研究会はオンラインでの開催を予定している。また、オンライン授業がすでに行われている海外の大学の現状についても、新たに情報を集める予定としている。
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Research Products
(11 results)