2020 Fiscal Year Annual Research Report
日本宗教教育の国際的プラットフォーム構築のための総合的研究
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18H00615
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
平藤 喜久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (50384003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩野 祐介 関西学院大学, 神学部, 教授 (20509921)
大東 敬明 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (20616916)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
星野 靖二 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (50453551)
黒崎 浩行 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (70296789)
木村 敏明 東北大学, 文学研究科, 教授 (80322923)
徳野 崇行 駒澤大学, 仏教学部, 准教授 (80756073)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 日本の宗教 / 教材 / 神話 / 神道 / 仏教 / 日本キリスト教 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、予定していた海外調査は行えなかったが、国内での調査や教材作成に注力をした。とくに海外の大学でも使えるYouTube動画の作成では、海外の研究者と協力し、質の高い英語字幕を付している。「神社に行こう」1、2 研究代表者の平藤喜久子は、上記の動画の作成のほか、日本神話に関連する地域の教材写真の撮影、対馬の神道関連の史跡の写真撮影を行った。 研究分担者の星野靖二は、主として文献とインターネット上の情報によって、英語圏の大学において日本の宗教がどのように教えられているのかについての調査を進めた。大東敬明は、國學院大學博物館に於いて、令和3年度に行う企画展「What is Shinto?」の展示計画に参加した。同展示は神道を概説するもので、本科学研究費の成果の一部も反映させる予定である。岩野祐介は、教会関係者対象のオンライン講座で、本科研の成果も含め、日本キリスト教史に関係する講演を行った。徳野崇行は、幸先詣(12月29日の神田明神、湯島天神、12月31日の深大寺)、コロナ禍の初詣(1月1日の明治神宮)の調査を行い、教材作成を行っている。黒崎浩行は、2018・2019年度に熊本県人吉市・球磨郡湯前町で祭礼・神楽の映像記録と関係者への聞き取り調査を行ったが、2020年7月4日、同地域が豪雨災害に遭い、新型コロナウイルス感染症の影響により祭礼が中止・縮小となった。2021年2月に同地域を再訪し、現況の観察と関係者への聞き取り調査を行った。櫻井義秀は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、タイ・韓国への渡航ができず海外の日本宗教教育の視察等はできなかった。代わりに「タイ仏教のかたち」というオンライン公開講座の講師他を務める他、文献で宗教文化の研究を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大という、申請時に予期していなかった状況に見舞われ、海外調査、海外での研究発表等はできなくなってしまった。しかしながらzoomで研究会を行ったり、海外の研究者との交流は続けることができており、またその分質の高い教材を作成することに注力することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度に引き続き、今後もしばらくは海外での調査や国際学会への参加は難しいものと思われるが、その分日本宗教の教材作成の質を高めることに注力し、写真や映像の専門家の研究協力を得るなどして、研究を推進していく予定である。
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Research Products
(8 results)