2020 Fiscal Year Annual Research Report
Contrastive Studies on the Tense, Aspect, Modality and Evidentiality in Romance Languages
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18H00667
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山村 ひろみ 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (90281188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 淳也 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20349210)
GIBO LUCILA 上智大学, 外国語学部, 准教授 (30737218)
和田 尚明 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40282264)
鈴木 信五 東京音楽大学, 音楽学部, 教授 (40338835)
大森 洋子 明治学院大学, 教養教育センター, 教授 (60233277)
小熊 和郎 西南学院大学, 公・私立大学の部局等, 名誉教授 (70169259)
HAMCIUC MONICA 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (70721124)
黒沢 直俊 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80195586)
岸 彩子 埼玉女子短期大学, その他部局等, 准教授 (80749531)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ロマンス諸語 / テンス / アスペクト / モダリティ / エビデンシャリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はコロナ禍のため、予定していた打ち合わせ・研究会のいくつかがキャンセルされたのみならず、研究メンバーの大部分が大学における外国語教育に携わっているため、予想外のオンデマンド授業、オンライン授業の準備等に追われ、十分な研究ができない状態であった。しかし、そのような状況ではあったが、次のような成果は得られた。
・2020年9月6日第7回TAME研究会、2020年12月20日第8回同研究会、2021年3月28日第9回同研究会の3回にわたりzoomを通した研究会が行われた。第7回TAME研究会では、ギボ氏が「ポルトガル語のfuturo epistemicoについて」、また、渡邉氏が「Gosselin, L. (2018) "Le conditionnel temporel subjectif et la possibilite prospective" Langue francaise, 200, pp.19-33.の紹介と論評」を、第8回同研究会では、和田氏が「英独語の単純現在形の「未来時指示」について」を、さらに、第9回同研究会では、小熊氏が「willの解釈と対応するフランス語:事行の時空定位と主体のポジション」、また、渡邉氏が「フランス語の接続法とポリフォニー」について発表した。
・各メンバーの活動としては、2019年度から開始した未来形と条件法の振る舞いおよび機能の差異についてより精緻な分析が行われた。また、特に、フランス語においては、2020年度の研究計画にあった未来形と条件法と他の動詞形式、例えば、接続法現在形との関係性についての成果も得られた。しかしながら、同じく2020年度の課題のひとつであった未来形・条件法の振る舞いと法動詞の関係性についての研究はほとんど進まなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度はコロナ禍のため、打ち合わせ・研究会が予定通り実施できなかったこと、また、メンバーの大部分が予想外のオンライン授業の準備に追われ、本研究に費やすための時間を十分に得られなかったこと、この二点が本研究の進捗状況が「やや遅れている」と評価された理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度の研究の遅れを挽回すべく、今年度はビデオ会議システムを有効に利用しながら、打ち合わせ・研究会を今まで以上に開催し、今年度の課題の遂行および最終年度にあたる来年度の計画を十分に検討していきたい。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] 英語の「した」2021
Author(s)
和田尚明
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Journal Title
庵功雄・田川拓海 編『日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す 第2巻:「した」「している」の世界』
Volume: 2
Pages: 137-157
Peer Reviewed
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