2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18H00701
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木戸 衛一 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (70204930)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 浩 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (00212994)
高橋 博子 奈良大学, 文学部, 教授 (00364117)
和田 喜彦 同志社大学, 経済学部, 教授 (10326514)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
中尾 麻伊香 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (10749724)
佐藤 温子 青山学院大学, 法学部, 准教授 (20748264)
竹本 真希子 広島市立大学, 付置研究所, 准教授 (50398715)
川口 悠子 法政大学, 理工学部, 准教授 (60612116)
小島 智恵子 日本大学, 商学部, 教授 (70318319)
山本 昭宏 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (70644996)
友次 晋介 広島大学, 平和センター, 准教授 (90622019)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 核爆弾 / 核エネルギー / 市民運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍のために2年間先送りを余儀なくされていた、本科研プロジェクトの成果である拙共編著『核と放射線の現代史―開発・被ばく・抵抗』(昭和堂、2021年)に関する対面式の意見交換を国内外で実現した。国内では2022年5月に、日本科学者会議宮城支部主催の「核/原発を考えるフォーラム」(仙台市)、および基礎経済科学研究所福島支部主催の「「フクシマで核を考える」フォーラム」(福島市)において、同書の内容をアップデートして紹介するとともに、さまざまな角度からの批評を得た。 また日本平和学会の春季研究大会「自然と人間の関係性を考える」(6月、東京農業大学北海道オホーツクキャンパス)および秋季研究集会「揺れ動く世界の歪みを東アジアから凝視する」(11月、愛知大学)を通じて、被災後の社会というミクロレベルから国際政治というマクロレベルに至るまで、平時用・軍事用の「核」がもたらすさまざまな矛盾について、上記図書の知見に基づくコメントを行った。 国外では2023年3月、福島原発事故を機に脱原発を決定したドイツのベルリン自由大学において、政治学や歴史学の研究者だけでなくアクティビストも交えたコロキウムを設定してもらいこれに参加した。上記図書出版時には予想されなかった、ウクライナ戦争の影響による「核エネルギー・ルネサンス」の問題がこの間浮上したことから、同書の基本的な問題意識をより精緻化しかつ説得的に一般社会に届けるかについて多面的な知見を得た。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)