2021 Fiscal Year Annual Research Report
History of urban disasters in early modern period: the interaction between nature and humans
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18H00707
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
渡辺 浩一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (00201179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石神 裕之 京都芸術大学, 芸術学部, 教授 (10458929)
菅原 未宇 東海大学, 文学部, 准教授 (10645310)
堀地 明 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (70336949)
澤井 一彰 関西大学, 文学部, 教授 (80635855)
岩淵 令治 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (90300681)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 災害意識 / 近世都市 / 噴火 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年11月 第39回 人文機構シンポジウム「江戸時代の台風コース復元と都市災害-気候学・考古学・文献史学の協同-」、コモレ四谷タワー、https://onl.sc/8w5Xg5E 渡辺・平野・石神の3名が一般市民に向けて発表した。 2022年3月 特集「人命環境アーカイブズの史料学」を『国文学研究資料館紀要アーカイブズ研究篇』18号に掲載した。。https://onl.sc/yM1N8q8 2022年9月1日にアントワープ大学で行われた15th Conference of the European Association for Urban History(第15回欧州都市史会議)において、Main Session 42 ‘Perception of Disasters in Early Modern Cities(近世都市における災害意識)’を研究代表者が、ロレンツァ・ジァンフランチェスカ(チチェスター大学)・石津美奈(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)とともに主宰した。また、ロレンツァ・ジァンフランチェスカは、Eruption of Mount Vesuvius in 1631, Italyという研究発表もヴェスヴィオスヴェスヴィオス火山噴火をめぐる災害意識について理解することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
人間文化研究機構本部と協力して、一般市民向けのシンポジウムを都心の会場とリモートの組み合わせにより実施することができた。合計150人以上の方々に本研究の成果を聞いていただくことができた。新型コロナウィルス感染症の緊急事態宣言が解除され対面での実施が可能となった。 また、『国文学研究資料館紀要アーカイブズ篇』に比較都市災害史の史料学的研究の特集を組めたことも災害史研究の基礎を固めるという学術的な成果を得た。 15th Conference of the European Association for Urban History(第15回欧州都市史会議)は、当初2020年に開催されるはずであったが、新型コロナウィルス感染症流行のため、2021年に延期された。しかし、2021年も同感染症流行のため同会議の開催が再び1年延期され、2022年9月にようやく開催された。このため、2021年度繰り越し予算を用いて、共同主宰者2名のイギリスからの旅費、研究分担者の日本からの旅費などに充当した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年夏に、15th Conference of the European Association for Urban History(第15回欧州都市史会議)が開催されれば、セッションを海外研究協力者とともに主宰し、代表者・分担者合計4人がそのセッションで発表する予定であった。この会議が予定通り行われたため、上記のような活動を2022年度に行った。
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Research Products
(8 results)