2020 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Sport Policy Making with Big Data triggerd by Olympic Games
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18H00819
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| Research Institution | Chuo University |
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Principal Investigator |
工藤 裕子 中央大学, 法学部, 教授 (90278383)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 依久子 環太平洋大学, 次世代教育学部, 准教授 (40571972)
酒折 文武 中央大学, 理工学部, 准教授 (90386475)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | スポーツ政策 / EBPM / 公共政策形成 / 行動変容 / ナッジ |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2020年度研究計画のうち、市民のスポーツ習慣に関するオンライン・アンケート調査は、新型コロナウイルスの感染拡大およびそれに伴う2020年の東京オリンピック・パラリンピックの延期を受け、特にオリンピックに関する設問など内容の一部を変更したものの、2020年12月および2021年２月に実施、分析した。
東京オリンピック・パラリンピックの１年延期に伴い、当初開催中に実施する予定だったアンケート調査およびフォーカス・グループ調査については、2021年度に実施した。ただし、五輪が無観客での開催となり、また、五輪関連イベントも中止もしくは無観客になったことにより、観客や関連イベント参加者を対象に計画していた調査は実施出来ず、前述のフォーカス・グループ調査によって代替した。なお、フォーカス・グループ調査についても、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、オンラインで実施した。
五輪の際に海外研究協力者を招聘して実施する予定であったシンポジウムは2020年度、2021年度ともに実施出来なかったが、オンラインなどで共同研究を進め、2021年４月および2022年４月に開催された国際学術会議、International Research Society for Public Management Annual Conferenceにおいて成果の一部を発表、海外研究協力者とともに議論することが出来たのみならず、当該テーマに関心のある研究者グループの構築が進んでいる。ただし、両年とも学会はオンラインのみでの開催となったため、当初予定のように当該研究費から旅費を支出するには至らなかった。
ナッジ手法の開発およびゲーミフィケーションについては、これまでの一連の調査結果を踏まえ、主に先行研究調査および文献調査を実施してきたところであり、2020年度、2021年度とも、ほぼ当初の予定通り研究が進められた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度分の研究計画については、2020年に実施されるはずの東京オリンピック・パラリンピックが新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延を受けて延期となったため、東京五輪開催中に実施することを計画していたアンケート調査およびフォーカス・グループ調査が出来ず、その分析を前提に進める計画だった一連の調査研究を実施することが出来なかった。これらについては、2021年度中、延期されて開催された東京オリンピック・パラリンピックに際し、オンライン・アンケート調査およびフォーカス・グループ調査を実施することにより、当初予定の調査を実施することは出来たものの、新型コロナウイルスの感染状況が予想ほど改善していなかったこともあり、フォーカス・グループ調査はオンラインでの実施を余儀なくされ、サンプル数も充分な数ではあったものの、当初予定通りには実施出来なかった。
さらに、東京オリンピック・パラリンピックの開催形態が変更になって観客なしでの開催となり、また市民を対象とした関連イベントのほとんどが中止となったため、観客や関連イベントの参加者に対して実施するはずだったアンケート調査が実施出来なくなったことを受け、その分析を前提として実施する予定だった調査研究を変更せざるを得なくなった。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大およびそれに伴う水際対策のため、国際比較研究が予定通り進まなかった。本来は東京五輪開催時に海外研究協力者を招聘し、ワークショップ形式で共同研究を実施する予定であったが、2021年の五輪開催時に研究者の来日は出来ず、期間中の共同研究の実施は出来なかった。海外研究協力者とは、オンライン会議システムなどの活用により、意見交換や比較研究などを続けてきたが、当初の計画よりも進捗が遅れている。
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| Strategy for Future Research Activity |
2021年度計画については既に当初計画を変更し、2020年度に実施出来なかった、東京五輪開催時に実施するアンケート調査およびフォーカス・グループ調査を中心に実施する計画としたが、これらについては2021年度に予定通り実施することが出来た。さらに、これを受けた分析や調査は、2021年度に一部実施済みであるが、引き続き2022年度にも実施する。
一方、東京五輪の観客および関連イベントの参加者を対象に実施する予定だったアンケート調査およびフォーカス・グループ調査は、無観客開催および関連イベントの中止などのため、そもそも実施の条件が整わなかった。研究終了期間までの間に国内でメガ・スポーツ・イベントが開催される予定はないことから、一連の調査については計画を変更する。Withコロナの時代における市民のスポーツ習慣および行動様式の変容についての調査し、メガ・スポーツ・イベントのインパクトとともに、社会的な状況の変化がもたらす行動様式へのインパクトを調査することにより、当初の研究目的は達成出来ると考えており、2020年度、2021年度に実施した調査に加え、2022年度にもオンライン・アンケート調査およびフォーカス・グループ調査を実施したうえ、分析を進める。
また、国際比較研究については、研究者の往来の再開がまだ見込めないことから、2022年度にはオンラインによるワークショップやシンポジウムを複数回実施する中で比較分析を実施したうえ、共著論文の執筆を通して共同研究を進めていく。
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