2020 Fiscal Year Annual Research Report
Short Term Variability of Emotion and Asset Price: With Special Attention to the Distribution of SerotoninTransporter Gene
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18H00873
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
須齋 正幸 滋賀大学, 役員, 理事 (40206454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津村 徳道 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00272344)
土居 裕和 国士舘大学, 理工学部, 准教授 (40437827)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | リスク態度 / 投資行動バイアス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、対面で予定していた実験をオンラインで行うための準備を行った。具体的にはオンラインでの実験システムを開発した。また国際比較研究を準備しているため、実験を外国語によりしっしするための作業を行った。これによって、国内外で対面でなく、オンラインにより実験を行う準備を進めた。 実証分析においては、外国為替レートの高頻度データを用いて市場参加者の行動特定を検証した。外国為替市場の指値取引においては、通貨により多少の違いはあるが、ほぼ90パーセントがキャンセルされている。わざわざコストをかけて発注するにも関わらず、ほとんどの注文がキャンセルされる背景を考察した。そこでは、市場の状況、他の投資家の反応などを探るための発注である可能性が示唆された。市場で不確実性が高まる場合には、このような傾向が強くなる可能性が示唆されている。 さらに、リスク態度と選択行動に関する理論、ならびに実証研究を進めてきた。市場参加者がどのような情報に反応するかについて、中国の市場を対象として実証分析を行った。そこでは、情報に実質的な意味がない場合でも、その情報が理解しやすい場合には市場参加者の行動に有意に影響を与える可能性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対面での国際比較実験がコロナ感染症の蔓延により依然としてできない状況にあるため、データを用いた実証研究を中心に進めざるを得なかった。実験に関しては、対面でなくオンラインによる実施に対応すべく、システムの整備を行ってきている。
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Strategy for Future Research Activity |
国際比較研究が可能である状況になる場合に、実施できる体制、システムを整備していく。本研究は国際比較が中心的な手法の一つであるため、この実施のための準備を進める。
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[Journal Article] Automatic classification of adult males with and without autism spectrum disorder by non-contact measurement of autonomic nervous system activation2021
Author(s)
Doi, H., Tsumura, N., Kanai, C., Masui, K., Mitsuhasi, R., & Nagasawa, T
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Journal Title
Frontiers in Psychiatry
Volume: 12
Pages: 625978
DOI
Peer Reviewed
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