2021 Fiscal Year Annual Research Report
ヒューマンケアにおける包括的重層的スーパービジョンシステムの構築に関する研究
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18H00954
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
田中 千枝子 日本福祉大学, 福祉社会開発研究所, 研究フェロー (40276861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 みほ 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (20319304)
二本柳 覚 京都文教大学, 臨床心理学部, 講師 (30570725)
野村 豊子 日本福祉大学, スーパービジョン研究センター, 研究フェロー (70305275)
保正 友子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (80299859)
塩満 卓 佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (80445973)
大谷 京子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (90434612)
坂野 剛崇 大阪経済大学, 人間科学部, 教授 (90735218)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ヒューマンケア / スーパービジョン / 包括的 / 重層的 / ソーシャルワーク / ケアマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
繰り越した令和4年度を最終年度として、今まで4年間の研究成果を各研究班(ソーシャルワーク・ケアマネジメント・臨床心理・新たな支援領域・海外班)およびその全体について、SV研究センターを拠点として、研究班全体でzoomおよびハイブリッドの研究・研修会として発表し、評価を行ない、報告書を作成した。さらに各領域ごとの研究成果をまとめ学会発表および投稿・出版準備を行った。 当初の目的に照らして①包括性=新しいヒューマンケアとして、成年後見人および市民後見人、身障サービス管理者、スクールソーシャルワーカー、ケアワーカー、実習指導者等のSV体制やプログラムについて、現場の方々や行政とともに、調査や研修がコロナで滞りながらも、共同研究を推進した。 ②重層性=法的規定があるもの 行政上の補助金で行っているもの 会員制やNPOなどの研究会規模のもの等、多様な成り立ちや構造を持つSV体制を分析した。結果領域は変わってもむしろ主任制度や勉強会の典型的な従来の枠組みで、SVを取り込んでいる実態が分かった。しかし現状の課題に対応できていない状況が散見された。 ③統合性=SVが「支援者支援の一方法論」として、様々な領域で再定義されるために、SV体制の中で特にSVプログラムの開発を実施した。また英国のワナコットの流れを組むトレーニングとして研修プログラムを開発し、そのDVDを作成し、さらにそのための研修会を実施した。研修会では日本におけるSVを実施しSV演習も行い、日本の今後のSVの方向性や姿を示した。 さらにコロナ禍においても、zoomだけではなくSVの相互交流型の演習方法を習得するために、分析用ソフトの学習や通信・中継機材の開発等の準備を行った。また質的研究のインタビューとSVの振り返りの類似性に着目し、質的研究における研修手法とプログラムを開発した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)