2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the STEM+Robot educational program based on technical college engineer education
Project/Area Number |
18H01074
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
山田 弘文 金沢工業大学, 生体機構制御技術研究所, 研究員 (20280381)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
竹俣 一也 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
小高 有普 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 准教授 (70636670)
山本 敏幸 関西大学, 教育推進部, 教授 (50367439)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 工学教育 / アクティブラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではロボット交流を題材に、アジア地域から高い評価を得ている日本発の高専教育に、理数系に対する教育の見直しとして国際的に推進されているSTEM 教育を統合する。そこで本研究では、高専学生を核にいろいろな人との協働プロジェクトを進めていく教育システムを開発する。さらにそのシステムを活用したアクティブラーニング環境を構築し実践していくことを目的とする。そこで、本研究における高専エンジニア教育をベースにしたSTEM + Robot 教育プログラムではロボット利用促進プロジェクト活動を通してSTEMレベルを向上させていく。またそのプロジェクト活動を通して知識・情報を基に自分の考えで物事を判断していくことの重要性を学ぶ教育プログラムも検討する。また、単発イベント型の教育の実践ではなく協働で何かを成し遂げることができる(経験できる)ものを検討する。 30年度はロボット利用促進Ⅰとして、1)ロボット競技に関する情報共有ツールを検討し、それに必要な教育プログラムを開発した。ロボットの制御に関する情報をクラウド上または外部メディアに蓄え、その成果を交流の場において表現できるようにした。2)STEM教育として効果的なロボット演技教材を検討するため、国外における調査を実施し、台湾、シンガポール、マレーシアの研究協力者を訪問した。また、国内における調査先として本学近郊の中学校、高等学校を訪問した。3)1および2で検討した事項を反映させ、STEM教育における共通プログラムとしてのロボット活用実践の可能を検討した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ロボット競技システムに関する基盤部分ができたため。また、国内外における交流参加校との講座実施についての調整をさらに進め、STEM + Robot 教育プログラムに関するプロジェクトの理解を促進できたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度も今年度と同様にロボット競技システムの基盤部分の構築およびSTEM + Robot 教育プログラムの開発を進めていく。また、ロボット競技システムを活用した交流プロジェクトを検討する。次年度は今年度の経験を生かしより充実した内容にしていく。
|