2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the mechanism for controlling of the uric acid synthesis pathway by miRNA
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18H02212
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
天竺桂 弘子 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80434190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 令一 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30235428)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Dicer / miRNA / 尿酸 / カイコ |
Outline of Annual Research Achievements |
BMmirmeguの生合成過程と機能を明らかにできれば、ステムループ構造変異がどのように尿酸合成制御に関わるかを理解できる。本年度はBMmirmeguの各組織や発育ステージにおける役割を詳細に検討するとともに、成熟型BMmirmeguの配列長について検討した。はじめにカイコ発育ステージと、各組織におけるBMmirmeguの発現を検討したところ、BMmirmeguは幼虫ステージの脱皮前や5齢幼虫の変態前に発現が顕著に変動することが明らかになった。このことから、BMmirmeguの発現は、エクダイソンに応答する可能性が推測された。また、表皮、精巣、卵巣で高発現していた。これらの組織は尿酸を多く含む。次に組織からDicerを抽出し、前駆体BMmirmeguと反応させ、切断により生じた成熟型BMmirmeguの配列長を検討したところ、BMmirmeguの配列長は正常型よりも短い可能性が強く示唆された。この結果を受けて、各組織において成熟型BMmirmeguと結合するタンパク質の種類をバイオインフォマティクスにより検討した。前科研費研究において取得済みの各組織のRNA-seqデータを再利用し、3'UTR領域を抽出し、BMmirmeguの成熟配列との網羅的なマッチング により、結合するタンパク質配列候補を選出した。結果、尿酸合成や神経発達に関与するmRNAに結合することが予測され、組織ごとに結合相手は異なることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的であったBMmirmeguの各組織や発育ステージにおける役割の検討と、成熟型BMmirmeguの配列長について検討できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
Dicerによる前駆体BMmirmegu切断実験により、成熟型BMmirmeguの配列長は正常型よりも短い可能性が強く示唆された。この結果を受けて、来年度は配列を検討し、切断による影響を調べる予定である。また、BMmirmegu阻害剤とBMmirmeguミミックを用いて表現型に与える影響についても精査したい。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Mass Killing by Female Soldier Larvae Is Adaptive for the Killed Male Larvae in a Polyembryonic Wasp2019
Author(s)
Otsuki T, Uka D, Ito H, Ichinose G, Nii M, Morita S, Sakamoto T, Nishiko M, Tabunoki H, Kobayashi K, Matsuura K, Iwabuchi K, Yoshimura J.
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Journal Title
Sci Rep .
Volume: 9
Pages: 7357
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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