2021 Fiscal Year Annual Research Report
Targeting ceramide synthase 6–dependent metastasis-prone phenotype in lung cancer cells
Project/Area Number |
18H02698
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
鈴木 元 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80236017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 泰嘉 藤田医科大学, 医学部, 助教 (10546229)
竹内 俊幸 藤田医科大学, 医学部, 助教 (20538483)
安藤 隆幸 静岡県環境衛生科学研究所, 医薬食品部, 主査 (40402226)
新美 敦子 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50508984)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 肺癌 / 転移 / スフィンゴ脂質 / セラミド / CERS6 |
Outline of Annual Research Achievements |
1 2020年度までに、肺癌細胞株A549細胞より細胞抽出液を調整し、抗CERS6抗体を用いて免疫沈降を行った。沈降物中にCERS6たんぱく質が含まれていることを確認したのち、これをOn line-nanoLC、MSMSを用いたたんぱく同定を実施した。2021年度においてはこのうち細胞骨格アクチンと結合が報告されているたんぱく質解析を行った。免疫沈降後のウエスタンブロッティングにより、このたんぱく質がCERS6と結合していることを確認した。また、細胞免疫染色により、このたんぱく質とCERS6がラメリポディアで共局在をしていることが判明した。また、このたんぱく質のノックダウンを行ったところ、遊走能およびラメリポディア形成能低下を観察した。この効果は2種類の異なる配列を用いたRNAiで同様の結果であった。ノックダウン効果はC16セラミド添加により回復することより、このたんぱく質はCERS6上流にあることが推測された。すなわち、両者の結合によりこのタンパク質が活性化されるのではなく、このタンパク質がCERS6酵素活性をラメリポディアにリクルートし、最終的にセラミド合成を介してPKCζたんぱく質を活性化、細胞遊走を促進する機序が推測された。 2 2020年度までに同定した1化合物をマウスに投与し血中動態を調べたところ、速やかに分解される可能性が示唆された。このため、より安定な化合物を目指し、脆弱性が推測される部位を他構造に置換した化合物を含む36種類の低分子化合物の新規合成を行った。生化学、細胞評価を実施したところ、このうち、3種類の化合物につきこれまで同定してきた化合物と同等の阻害活性が観察された。引き続き化学合成を実施してより効果の高い化合物を検索するとともに、これら化合物のマウスにおける血中動態検討を進めていく予定である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Application of organoids to breast cancer research2021
Author(s)
Yohei Shimono, Tatsunori Nishimura, Seishi Kono, Naoki Shibuya, Takanori Hayashi, Hisano Yanagi, Takashi Watanabe, Masao Maeda, Yoshihiro Kakeji, Kenji Kawada, Naoya Asai, Shintaro Takao, Hironobu Minami, Yuko Kijima, Motoshi Suzuki, Noriko Gotoh
Organizer
第80回日本癌学会
Invited
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