2020 Fiscal Year Annual Research Report
Tracheal regeneration using an in-body-tissue-engineered collagenous tube: A novel tracheal scaffold
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18H02869
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥山 宏臣 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30252670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 幸一 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (00747082)
中山 泰秀 東京大学, 医学部附属病院, 客員研究員 (50250262)
岩井 良輔 岡山理科大学, フロンティア理工学研究所, 講師 (60611481)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 気管再生 / コラーゲン / 気管同所性移植 / 軟骨再生 / 気管軟骨 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験1:ビーグル犬における同所性全周性気管置換術 同所性全周性気管置換術の実施に向けて、ポリ乳酸の筒を内包ステントとしたHybrid-Biotubeを作製した。グラフト強度として十分なものを作製し得た。 実験2:軟骨リングを組み合わせたBiotubeによる同所性全周性気管置換術 独自開発の細胞自己凝集化技術を用いて作成した培養軟骨輪3つを鋳型にはめ込み、ラットの背側皮下に約8週埋入して、培養軟骨輪が結合組織で連結されたHybrid-Biotubeを作製した。作製したHybrid-Biotubeの強度は、生体気管と同等であることを、レオメーターで確認した。このHybrid-Biotubeを利用した同所性全周性気管置換術を3例実施したが、3例全て術後1週間以内に死亡した。死因究明のため、生存率の高い気管形成術のモデルを、Hybrid-Biotubeをトリミングしたものをグラフトとして作製し、組織解析する方針とした。 今年度は、モデル作製を実施した。モデルは、1週間/1か月/3か月/6か月、各期間3例、合計12例とした。死亡例は、6か月モデルの1例(術後94日目)で、軟骨輪の変形に起因する気管内腔狭窄を認めた。同モデルは、術後80日目頃から吸気時の狭窄音や強い努力呼吸を認め、この気管内狭窄が死因と考えた。比較対照として、①生体気管腹側を2×4-5mm(3気管軟骨輪)で開窓し、同部気管組織を縫合固定して閉創するモデル ②生体気管腹側を2×4-5mm(3気管軟骨輪)で開窓し、開窓範囲が十分被覆される大きさにトリミングしたポリ乳酸シートを、同部に縫合固定して閉創するモデル をHybrid-Biotubeと同数・同期間で各モデルにおいて作製した。死亡例は①が1例、②はなかった。今後、上述の設定した期間が経過した後にラットを安楽死させて手術範囲の気管を採取し、画像・組織解析を実施する予定である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)