2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the clinical nursing practice ability simulation programs in order to respect the dignity of elderly people with dementia
Project/Area Number |
18H03073
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 郁子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10197767)
御室 総一郎 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90464114)
内藤 智義 浜松医科大学, 医学部, 助教 (90632422)
佐々木 菜名代 浜松医科大学, 医学部附属病院, 看護部長 (90816464)
稲垣 圭吾 浜松医科大学, 医学部, 教務補佐員 (90825621)
松下 君代 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床教授 (90831785)
金盛 琢也 浜松医科大学, 医学部, 講師 (80745068)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 臨床看護実践能力 / 認知症看護 / シミュレーションプログラム / パーソン・センタード・ケア / e-learning |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床看護実践能力を開発するための認知症看護シミュレーションプログラムとして入院中の認知症高齢者の一人称動画も含めた認知症高齢者の視点を重視し、パーソン・センタード・ケアを基盤としたe-learningによる認知症看護実践能力育成プログラムを開発した。 【研究1】縦断的研究による介入研究(介入のみの準実験研究)では「点滴・中心静脈・経管栄養などのチューブを抜かないように,ミトン型手袋をつける」を低減できる自信(self-efficacy),急性期病院の認知障害高齢者に対するパーソン・センタード・ケアをめざした看護実践自己評価尺度,日本語版 Approaches to Dementia Questionnaireは,ベースラインと比較して介入直後,3 カ月後,6 カ月後と有意に増加していた.本研究の介入プログラムは参加者が簡便に学習し,実践できる有効な介入であることが示唆された。
【研究2】パーソン・センタード・ケアのプログラムの介入群と医学モデルのプログラムのコントロール群に関して、多施設ランダム化比較試験を実施して、それぞれの有効性を明らかにすることである。方法:A県内の7病院をランダムに介入群、コントロール群の2群に割り付けた介入群では、認知症高齢者の看護の困難感の3か月後の平均値がベースラインと比較して有意に減少し、臨床看護師の倫理的感受性尺度の尊厳の意識では、平均値1か月後、3か月後、6か月後と有意に増加し、変化量はコントロール群比べて有意に変化していた。結論:本研究の医学モデルであるコントロール群は、認知症に関する専門知識や看護実践に関する意識が有意に改善したが、パーソン・センタード・ケアに基づいた介入群では、コントロール群と比較して認知症のBPSDに関する知識や倫理的感受性が有意に改善していた。パーソン・センタード・ケアを基盤とした介入において、より効果的な認知症高齢者の看護実践につながった可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(45 results)
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[Journal Article] 急性期病院の看護師に対する認知症看護実践能力育成プログラムの有効性2022
Author(s)
鈴木 みずえ, 吉村 浩美, 御室 総一郎, 澤木 圭介, 内藤 智義, 稲垣 圭吾, 金盛 琢也, 松下 君代, 佐々木 菜名代, 石原 哲郎, 酒井 郁子
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Journal Title
日本老年医学会雑誌
Volume: 59(1)
Pages: 67-78
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] 事例報告を書いてみよう! 事例報告における倫理的配慮2022
Author(s)
會田 信子, 鈴木 みずえ, 小松 美砂, 高井 ゆかり, 谷口 好美, 鳥田 美紀代, 長畑 多代, 平松 知子, 丸山 優, 山田 紀代美, 山田 律子, 日本老年看護学会編集委員会
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Journal Title
老年看護学
Volume: 26(2)
Pages: 39-43
Peer Reviewed
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[Journal Article] 認知症および認知機能低下を有する入院・入所高齢者への身体拘束減少のための介入の有効性 システマティックレビューとメタアナリシス2021
Author(s)
坂井 志麻, 河田 萌生, 亀井 智子, 富岡 斉実, 金盛 琢也, 川上 千春, 菅原 峰子, 阿部 慈美, 黒河内 仙奈, 鈴木 みずえ, 綿貫 成明, 2018~2019年度日本老年看護学会研究・教育活動推進委員会
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Journal Title
老年看護学
Volume: 26(1)
Pages: 44-58
DOI
Peer Reviewed
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